【資産1300億ドルの投資哲学】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923720
本日ご紹介する一冊は、かつて世界一のお金持ちになったこともある、資産1300億円の大投資家、ウォーレン・バフェットの投資哲学をマンガで紹介した本。
著者は、『ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」』『マンガでわかるイーロン・マスクの起業と経営』など、偉人研究、名言本で知られるジャーナリストの桑原晃弥さんです。
『ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046054034
『マンガでわかるイーロン・マスクの起業と経営』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866365927
毎回感銘を受けますが、今回も上手にバフェットの名言・投資哲学をまとめています。
基本、見開き2ページで右ページに教訓と解説、左ページにマンガが書かれており、この偉大な人物の業績と半生、そして実践的な投資の知恵を学ぶことができます。
紹介されている教訓は、全部で90個。
90個のうち、68個が投資に関する教訓、22個が人生全般に当てはまる教訓となっています。
有名な、「『内なるスコアカード』を信じる」「優れた企業の株を永久に持ち続ける」「『能力の輪』の外には手を出さない」「アイデアがあるときのみ行動する」などの思想が紹介されており、バフェットの自己規律のすごさがよくわかると思います。
人生訓に関しても、「知識より辛抱強さと冷静さが重要」「自分よりも優れた人とつき合う」「周囲の環境に感謝する」など、示唆に富む教訓が紹介されています。
これまでにも多くのバフェット本を紹介してきましたが、これほどわかりやすくエッセンスをまとめた本はなかったかと思います。
お子さんに「投資をやってみたい」と言われたら、ぜひ勧めてほしい一冊だと思います。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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成功を得るには「先頭を行く」こと
使うお金は入るお金よりも少なく
「お金持ちになる」目的を明確にする
お金は最終的に社会へ返す
■競馬場の原則
・1レースだけで帰る人はいない
・損するレースに賭けなくてもいい
・きちんと分析して、賭けていない参加者が多いレースに賭けるのがいい
「内なるスコアカード」を信じる
「価格」ではなく、あくまでも「価値」にこだわり続けていました
長期の目線で企業そのものに投資する
■株を売る理由
(1)投資の判断が誤っていた
(2)企業が衰退した
(3)より有望な成長株に乗り換える
目に見えない資産を見て長期の成長可能性を実感する
株を買うならどんな愚か者にも経営を任せられる優れた会社を!
愛される商品をつくる企業は強い
「よく知るもの」を選び、「納得いくまで調べる」
株価と価値の乖離が買いのチャンス
借金は純資産の4分の1まで
「能力の輪」の外には手を出さない
投資機会を逃すことは失敗ではない
優れた企業をまずまずの価格で買う
周囲と同じことをしても成果を得ることはできない
自分の出した結論に勇気を持つ
アイデアがあるときのみ行動する
株を買うべきときに分析するのは時間の無駄
借金がなく余裕資金があれば危機がチャンスになる
知識より辛抱強さと冷静さが重要
自分にとってのヒーローを持つ
自分よりも優れた人とつき合う
周囲の環境に感謝する
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巻末には、ウォーレン・バフェットの人生を年表でまとめてあり、マンガと併せて読むだけで、バフェットのこれまでがわかるようになっています。
半分マンガということで、実質100ページちょっとの本ですが、それにしてはよくまとまっていると思います。
バフェットの投資哲学に興味のある方、おさらいしたい方は、ぜひ、読んでみてください。
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『バフェットの投資哲学がマンガで3時間でマスターできる本』
桑原晃弥・著 べじこ・漫画 明日香出版社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923720
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◆目次◆
はじめに 豊かで幸せな人生を送るために
序 章 「オマハの賢人」ウォーレン・バフェットの生きざま
第1章 長期的なものの見方と捉え方
第2章 損をしないための選び方
第3章 自分の頭で考える習慣をつける
第4章 大切にすべきタイミング
第5章 市場との向き合い方
第6章 人として好ましい習慣をつける
第7章 人とのかかわり方
第8章 よりよい人生を歩むための哲学
おわりに 価値を高める努力を惜しまず豊かな人生を送る
付録 バフェットの人生
参考文献
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