2024年8月16日

『即戦力がつくビジネス英会話2』日向清人、狩野みき・著 vol.6542

【会話で使える自然なフレーズ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757440898

本日ご紹介する一冊は、ビジネスシーンで使える、気の利いた英語表現が学べる一冊。

著者は、ケンブリッジ英検元試験委員で、数多くの英語関連の著書を持つ日向清人さんと、慶應義塾大学、東京藝術大学、ビジネス・ブレークスルー大学などで講師を務める狩野みきさんです。

かつて『会話もメールも 英語は3語で伝わります』がベストセラーになりましたが、実際に会話で使えるのは、短い英語表現。

※参考:『会話もメールも 英語は3語で伝わります』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478069409

外国人と話したことのある方ならわかると思いますが、実際の会話ではテンポが大事なのと、自己主張してくる外国人との会話に入り込むためには、短い表現じゃないと難しいのです。

本書で紹介されている表現は、ネイティブがよく使う表現であると同時に、会話で使いやすい、短い表現であることが特長。

それでいて、ちょっとひねった、気の利いた表現であることがビジネスパーソン向けでいいと思います。

皮肉めいた「thank you very much」(おかげさまで)、本来電話で使う「hang on」を使って「ちょっと待って」という表現など、ちょっとこなれた感じでいいですよね。

昔、杉田敏さんにインタビューした時、英会話におけるユーモアの大事さを教えていただきましたが、結局、英語でも日本語でも、会話では、気持ちを通い合わせることが大事なんですよね。

そういう意味で、本書の表現は、外国人と気持ちを通い合わせる英語表現と言っていいと思います。

目次を見てもわかるように、ビジネスシーンに即して使える英単語、英語表現がまとめられているので、ビジネスパーソンにとっては使いやすい本だと思います。

【本書の目次】
基礎編
CHAPTER1 ビジネスコミュニケーション入門
CHAPTER2 社外とのコミュニケーション
CHAPTER3 社内でのコミュニケーション
実践編
CHAPTER4 会議で使う言い回し
CHAPTER5 交渉で使う言い回し
CHAPTER6 プレゼンテーションで使う言い回し

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

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I was sorting out my old stuff.
(自分の古いものを整理していたんだ)

I’ve turned~ ~歳になった
I’ve turned 43.(43になったんだ)

It’s not an overstatement.
(誇張じゃないんだ)

Don’t tell me she stood you up.
(彼女に待ちぼうけ食らわされたなんてこと、ないよね?)
[まさか[何々]じゃないよね]と、相手が何かネガティブなことを言うのを察して、先回りして使うフレーズ

bring up
(話題として)何かを持ち出す、ある話に触れる
How should I bring it up?
(このことを彼女にどう持ち出せばいいのかなあ?)

A:What’s she like?
B:Oh, she’s a stickler for rules and doesn’t like things without precedents.
(A:どんな感じの人? B:うーん、規則にこだわり、前例のないことを嫌がる人だね)

Hang on. ちょっと待って

I’ll join you if I can make it.
(私は、もしも行けそうなら合流する)

Tell him it’s kind of urgent.
(ちょっと急用だって言ってよ)

close down 閉鎖する
ABC is going to close down their factory in Kawasaki.
(ABCが川崎の工場を閉鎖するって)

Period. 以上。

I tried many times, but my PC didn’t boot up.
(何度も試したけれど、パソコンが起動しなかった)

We’ve brought in a paperless policy.
(うちの会社、ペーパーレスって方針、採択したんだよ)

This type of business is like gambling. It’s pretty much a hit-and-miss affair.
(この種の事業は博打と同じだ。かなりの部分、一か八かの運任せだ)

The company’s earnings presen tation was all smoke and mirrors.
(その会社の決算説明会は全てまやかしだった)

Normal wear and tear is not covered by warranty.
(通常の減耗は保証の対象外だ)

feel torn between X and Y
XとYの板挟みになる、XとYの間で両立に苦しむ

—————————-

本書で単語や表現を仕込んで、映画や英会話で表現を定着させていく。やがて自分の表現となる、というのがいいと思います。

昔、通訳の方に、「ビジネス英語をマスターするコツは、ビジネスで英語を使うことだ」と教えていただきましたが、まさに実践で使う方にこそ、お勧めしたい一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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『即戦力がつくビジネス英会話2』日向清人、狩野みき・著 アルク

<Amazon.co.jpで購入する>
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◆目次◆

基礎編
CHAPTER1 ビジネスコミュニケーション入門
CHAPTER2 社外とのコミュニケーション
CHAPTER3 社内でのコミュニケーション
実践編
CHAPTER4 会議で使う言い回し
CHAPTER5 交渉で使う言い回し
CHAPTER6 プレゼンテーションで使う言い回し

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