【土井も取材されています。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798179558
本日ご紹介する一冊は、20万部を突破した『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の著者による、文章術の決定版。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
藤吉豊、小川真理子・著 日経BP
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822289060
レポート、メール、ブログ、ネット記事、SNS、書籍、論文、企画書など、あらゆるシーンに対応し、文章のルールと秘訣をまとめた内容です。
一流編集者が匿名で明かす書籍作りのノウハウ、取材依頼書の書き方、構成術などは、本を書く人なら誰もが欲しい情報でしょう。
今回は、著者らに加え、各分野の第一人者へのインタビューも掲載されており、じつは土井も「コピーライティング」のところで協力しています。
他にも、匿名編集者O氏、詩人の牧村則村氏、デザイナー斎藤充氏、校正専門会社代表のインタビューが載っており、それぞれ興味深く読ませていただきました。
一口に「文章のプロ」と言っても、実際にはかなり細分化されているため、このようにそれぞれの専門家に聞いてみるのは、面白い試みだと思います。
ちょうど先日読んだ、『武器としての漫画思考』に、文字をビジュアルとして見せる漫画の手法が紹介されており、興味を持っていたところだったので、デザイナー斎藤充氏のインタビュー、<プロに聞く「見せ方」のノウハウ>は勉強になりました。
『武器としての漫画思考』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569855598
あらゆる文章に対応した一冊と謳ってはいますが、読んだところ、特に書籍を書く人に有用な内容です。
ベストセラーを出したい方は、ぜひ読んでみてください。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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内容の質を高める6つのポイント
(1)読者の役に立つ内容
(2)独自性がある内容
(3)意外性がある内容
(4)信頼性がある内容
(5)即効性が期待できる内容
(6)読者に関係のある内容
エピソードを思い起こすときの
4つのポイント
(1)失敗した出来事(苦労した出来事)を掘り起こす
(2)はじめて体験した出来事を掘り起こす
(3)自分が不満に思っていた出来事を掘り起こす
(4)自分が勘違いしていた出来事を掘り起こす
良い原稿と悪い原稿の違いは「熱量」にある
相手の本業の最新作は必ず確認しておく
メッセージとエピソードをセットで聞き出す
取材依頼書の6つのポイント
・取材内容、企画趣旨を伝える
・「なぜ、取材を依頼したいのか」
「今回の企画に相手がふさわしい理由」を明記する
・相手にとってのメリットを伝える(あれば)
・いつまでに取材を終えたいのかを記す
・撮影の有無
・謝礼の有無。あれば金額を明記する
削るのは「内容の質を高めない」情報
論理的な並べ方は次の4つの方法しかない
(『考える技術・書く技術』)
(1)演繹の順序(大前提、小前提、結論)
(2)時間の順序(1番目、2番目、3番目)
(3)構造の順序(北から南、東から西、等)
(4)比較の順序(1番重要なもの、2番目に重要なもの、等々)
1時間で書けるブログの型
・好きなもの(紹介するもの)の「特徴」
・好きになった(それを始めた)「きっかけ」
・それを人におすすめする「理由」(メリットなど)
プロも使っている書き出し8パターン
・会話から始める
・動きのあるシーンから始める
・疑問を投げかける
・状況・現状を説明する
・格言・名言を使う
・意外な事実から始める
・音から始める
・損得勘定に訴える
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さすがは、ベストセラーを連発するプロライター2人。
文章を書く秘訣が、びっしり詰まっていて、付箋だらけになりました。
文章術のポイントだけでなく、ちゃんと文章例も出ているので、文章力を上げたい方は、しっかり読み込みましょう。
ブログやSNSを書くネタに困っている、という方は、読めば日々の執筆のヒントが見つかるはずです。
ぜひ、読んでみてください。
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『日本人のための「書く」全技術【極み】』藤吉豊、小川真理子・著 翔泳社
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◆目次◆
はじめに
序 章 「上手な文章」とは何か
第1章 企画する
第2章 集める
第3章 構成する
第4章 書く
第5章 惹きつける
第6章 推敲する
第7章 伸ばす
第8章 心得る
おわりに 文ハ是レ道ナリ
読者特典
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