http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761276940
本日ご紹介する一冊は、シリーズ累計100万部を突破した『今さら聞けない時間の超基本』の監修者による一冊。
『今さら聞けない時間の超基本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023340545
いわゆる時間術の本ですが、長期・中期・短期の目標管理、時間管理をどうするかという点に絞って解説しています。
目標達成するために必要な3つの要素の解説に始まり、どうやって長期目標を中期・短期にブレイクダウンしていくか、知りたいことが丁寧に書かれています。
目標達成するために必要な3つの要素
・達成したくて仕方がない目標
・実行可能な計画
・未来を変える今すぐの行動
著者のやり方は、目標の期限を、以下の期間でセットすること。
・3~5年
・1年
・3カ月
・1カ月
・1週間
・1日
3~5年の部分は、事例も含めあまり詳しく書かれていませんが、1年を3カ月×4つに分ける考え方や、タスクを1週間単位で管理する方法は参考になりました。
目標管理の事例が資格試験や英会話、それもいまいち漠然としていて実用性に乏しいですが、目標設定のポイントや、時間管理のヒントにはなると思います。
将来の夢や目標は漠然とあるけれど、いまいち実行に移せていない、日々のタスクに追われていて、長期目標の設定ができていない、という人に、計画のヒントを与えてくれる一冊です。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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目標達成するために必要な3つの要素
・達成したくて仕方がない目標
・実行可能な計画
・未来を変える今すぐの行動
20秒ルールとは、ハーバード大学のショーン・エイカーが『幸福優位7つの法則』(徳間書店)で紹介している習慣化テクニックの1つです。人間は取りかかるまでに手間がかかることを先延ばしにする傾向があることから、よい習慣を増やしたいときは、その行動をするのにかかる手間を20秒だけ減らすといいと書かれています
やりたいことや目標、夢があったとしても、それを前にしたときに「やらねば」という気持ちになったときは要注意です
期限は、3~5年、1年、3カ月、1カ月、1週間、1日でセットします
行動すれば目標は変動する
目標や計画を柔軟に修正して、着実に前へ進めるような余白を残しておくことも大事
時代の流れを見るというのは、自分の人生を考える上でとても大事
「1年目標」を4つの「3カ月目標」に分解する
1週間のタスクを書き出したときに、優先順位の高いタスクを週の初めに終わらせるようにスケジューリングする
目標や夢のために動くといったような、緊急性は低いけれど重要度の高いタスクを、緊急なタスクになる前に、前倒しで取り組むことが大切
「実行→結果時間のチェック→見積もり時間の修正」を繰り返していきます
バッファ時間をスケジューリングする
パターン1 タスクごとにバッファ時間を設ける
パターン2 1日の最後にバッファ時間を設ける
パターン3 1週間の最後にバッファ時間を設ける
締切時間を書くときは、タスクの左側に書き出します
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フレームワークとしては役に立ちますが、内容は他の本の引用が多く、もうちょっとオリジナリティと実践事例が欲しかった印象です。
ただ、納得の行く目標の設定方法、長期目標をどうやって短期目標に落とし込むか、という点は参考になると思います。
ぜひ、チェックしてみてください。
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『1年・1カ月・1週間・1日の時間術』吉武麻子・著 かんき出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761276940
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◆目次◆
はじめに
第1章 目標達成は計画が8割
第2章 1年目標の分解計画術(1年目標→3カ月目標)
第3章 1カ月目標に分解する(3カ月目標→1カ月目標)
第4章 1週間・1日の目標に分解する(1カ月目標→1週間・1日目標)
第5章 計画が思うように進んでいないときは
第6章 計画を振り返る
第7章 目標達成に効果的な手帳の使い方
おわりに
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