2022年11月18日

『Me Time 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』池田千恵・著 vol.6123

【朝活の第一人者による最新作】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479932912X

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』の著者であり、10年以上続くロングセラー『朝活手帳』のプロデューサー、池田千恵さんによる、時間術の新提案。

※参考:『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838719930

※参考:『朝活手帳 2023』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799328670

「要は自分だけの時間を持てという話でしょ?」と言われるとそうなのですが、本書を使ってやりたいことややらなければならないこと、使える時間を細かく分析していくと、思わぬことに気づきます。

時間を「見える化」し(Show)、
時間を「編集」し(Edit)、
時間を「楽しむ」(Enjoy)、

という3ステップや、やりたいことをHave toとWantに分け、さらにそれをポジティブな変化量が大きいか小さいかで分類して4象限を作るというやり方は、本当に自分が注力することを見極める助けになると思います。

やりたいことでかつポジティブな変化量が大きいものを最優先し、ポジティブな変化量が小さくてHave toなものを外注する、という考えは、とても明快で、経営でも使える考え方だと思いました。

さらに本書では、ME TIMEを人と関わりの少ない順に「朝」→「夜」→「昼」と分けてノウハウを提示しており、こちらも参考になると思います。

もうすぐ年末。来年こそは周囲に振り回されず、自分の最重要事項に集中したい!という方に、おすすめの一冊です。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

—————————-

相手を優先させる限り、時間は永遠に足りないまま

最初に、自分のための豊かな時間「ME TIME」を確保しておき、残った時間を相手のために使う

自分のホンネの「これがしたい!」がわかっていれば、時間ができたときに、すぐに取り掛かることができるので、時間を持て余すことはない

ステップ1:Show 時間を「見える化」する
ステップ2:Edit 時間を編集する
ステップ3:Enjoy 時間を楽しむ

1.ノートの左に「やりたいこと」を、仕事、プライベート問わずに書き出す
2.やりたいことの右側「なんで?」になぜやりたいか、その理由を書き出す
3.理由がポジティブ寄りならWant、ネガティブ寄りならHave to

不安なまま取り組むのではなく、その目標を達成した後、どんな状態になっているかをイメージすると、Wantを見つけやすくなります

【優先度1】Want寄り&ポジティブな変化量大
【優先度2】Have to寄り&ポジティブな変化量大
【優先度3】Want寄り&ポジティブな変化量小
【優先度4】Have to寄り&ポジティブな変化量小

脳内キャパを空けるには「全出しからの選び取り」

「嬉しい! 楽しい! 気持ちいい!」を朝一番に用意すること

好きを100個書いて、ME TIMEにやってみよう

第2、第3のプランがあるとへこまない

「好きを100個」から夜向けのことをピックアップ

日中、自分が最も集中できる時間帯を狙い撃ちして、先回りして自分だけの時間としてブロックしていきましょう。相手にミーティングのアポを取るのと同じように、自分にアポを取り、しっかりME TIMEを先に入れていきます

—————————-

本書を読むと、なぜやりたいことをやるだけでは人生が変わらないか、理屈が納得できると思います。

やはり人生には「Have to」かつ「ポジティブな変化量大」なことも必要なのですよね。

さすが、不本意な受験、就職をしたにも関わらず、朝時間の活用で人生を逆転し、有名コンサルティング会社勤務、ベストセラー作家の夢まで叶えた著者のノウハウ。説得力があります。

タイムマネジメントで悩むすべての人に、ぜひ、読んでいただきたい一冊です。

———————————————–

『Me Time 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』池田千恵・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479932912X

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0BHYWHQMV

———————————————–
◆目次◆

はじめに 忙しすぎるあなたを助ける究極の時間術
序章 自分だけの時間を取り戻そう
第1章 ME TIMEを楽しむための基本的な心構え
第2章 朝のME TIMEのつくり方
第3章 夜のME TIMEのつくり方
第4章 昼のME TIMEのつくり方
第5章 手帳を使ったME TIMEのつくり方
おわりに
付録 ME TIMEクレド
参考文献

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー