2022年10月20日

『君は誰と生きるか』永松茂久・著 vol.6103

【本物の人間関係を築くには】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866801956

10年ほど前、当時コカ・コーラ社の会長を務めていた魚谷雅彦さんのパーティにお招きを受け、参加したことがあるのですが、行ってみてその規模に驚きました。

ものすごい影響力を持つ方ですから、きっと1000人くらい会場に来るのだろうなと思っていたら、参加者はなんと100人。

ただ、その100人が、一人10万人以上に影響力を与えられそうなすごい方ばかりで、かつ本当に魚谷さんと心が通じ合っている方々のようでした。

「そうか、本当に優秀な人は、人脈が狹いんだ」

当時まだ30代でしたが、このパーティで、世の中の仕組みがちょっと見えた気がしたものです。

本日ご紹介する一冊は、そんな一流の人脈術、人間関係術を、ミリオンセラー作家の永松茂久さんがまとめた一冊。

『人は話し方が9割』で100万部を突破し、著書累計320万部(2022年10月現在)を達成した著者による、注目の新刊です。

※参考:『人は話し方が9割』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799108425

本書の目的は「世間一般に流れている人脈神話からあなたを解き放つこと」だそうですが、じつは著者自身が若い頃、人脈神話にとらわれていたようです。

「どこかにいい出会いがないかな?」
「もっとたくさんの人に会いに行くべきだ」

そう思っていた著者に、とある大実業家が指南した内容が、本書のベースになっています。

「人脈は、狭ければ狭いほどいい」
「自分のやってることに誇りを持つこと」
「『一人でもやる』っていう、その覚悟に人が集まってくる」
「近くの人が喜べば、遠くから人が来る」

商売にも通じる話なので、ビジネスパーソンは読んでおいて損はないと思います。

本文のなかから、さっそく気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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君が会いたいと思う成功者たちは、君が『ただの出会い好き』なのか、『本当に仕事に打ち込んでいる人』なのかはすぐわかるよ(大実業家)

多くなくていいんだよ。それより、いいと思う本と出会ったら、何回も徹底的に読み込んで、さっさと実践するんだ。それこそがどんなセミナーに参加するよりも効果的に結果を出すための最短距離だ(大実業家)

そんな他人の話を聞いてうらやましがる前に、自分の道があるんだよ。だから自分の道を歩きな。自分の道を生きていけば、いつか必ず頂上にたどり着く(大実業家)

有名人や肩書きに負けるんじゃない。自分のやってることに誇りを持つことが大切なんだよ(大実業家)

自分のできることを全力でやっている人を見落とすほど、世の中は厳しくもない(大実業家)

不思議なものでね、人って『人の助けなんかいらない』っていうくらい自力を出している人に力を貸したくなる。つまりは『一人でもやる』っていう、その覚悟に人が集まってくるものなんだよ(大実業家)

出会いを求めてさまよい歩いている人ってね、実は、自分にとって本当に大切な人が誰かに気づいていない人なんだよ(大実業家)

近くの人が喜べば、遠くから人が来る

結局ね、人って楽しい場所が好きなんだよ。そこにいるだけでワクワクさせてくれる場所。まだ行ったことがないとしても、聞いただけで、想像しただけで、どんなに時間を使ってでも行きたくなる場所。そんなところに人は集まるんだよ(大実業家)

価格設定こそが「誰と生きるか」の証明である

「引き寄せの法則」と「別れの法則」はセットでやってくる

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20代、30代でこれから人脈を築きたい方にも、40代を過ぎて残りの人生を豊かに過ごしたい方にも、きっと示唆に富む内容だと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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『君は誰と生きるか』永松茂久・著 フォレスト出版

<Amazon.co.jpで購入する>
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◆目次◆

まえがき 「人とのつながりが少ない」と、無駄に焦ってはいないか?
プロローグ その出会い癖は身を滅ぼす?
第1章 出会いを無理に広げる人、出会いが勝手に広がる人
第2章 君が本当に大切にすべき人は誰?
第3章 君は誰と仕事をするか
第4章 君は誰を引き寄せるか
最終章 人生の価値の高め方
エピローグ もし、目の前の人との時間が最後だったとしたら?
あとがき 書くまでに17年かかった本

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