【すべてを軽くする考え方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478108447
本日ご紹介する一冊は、執筆家・環境保護アンバサダーであり、ミニマリストの四角大輔さんによる、超絶ミニマル生活実現のためのマニュアル。
著者は、ソニーミュージックのプロデューサーとしてミリオンヒット10回を記録した後、すべてをリセットしてニュージーランドに移住し、その後、会社役員、プロデュース、連載などの仕事を手放し、現在に至っています。
本書の中で著者が述べているように、われわれは<極限まで「最小・最軽量化」することで、本当に大切なことに集中できるようになる>。
著者同様のミニマル生活は到底できないかもしれませんが、いくつかアイデアを活用するだけでも、働き方、生き方に革命が起きると思います。
著者が、登山や自給自足を経験した方だからかもしれませんが、単にミニマルなだけでなく、いざという時の危機管理、想定外への対処も含んでおり、サバイバル要素も入っているところが素晴らしい。
知らなかったツールもたくさん紹介されており、これは勉強になりました。
「装備セレクト8つの極意」だけでも読んでおくと、持ち物の基準が変わるかもしれません。
アパレル企業も、今後はこういう考え方についていかないとダメですね。
仕事がら、真似できない方もいるかもしれませんが、これだけ内容豊富だと、ノウハウのどれかは活用できるはず。
本文のなかから、さっそく気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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まず、「背負っているもので、何が一番重い?」と自分に問いかけた。30代も何も成し遂げられないだろう。「そうだよな……」と、“自分への期待”という最大の重荷を手放した
手がふさがる上に機動力が低下し、預けることで紛失リスクがある大型スーツケースは使わない。荷物は、機内持ち込み(重量制限8kg)のリュックと小型メッセンジャーバッグだけ
装備を軽量化してもらう前に、装備選別ルールを伝えたい。筆者は、「(1)軽さ」と「(2)コンパクトさ」に加え、複数の使い方ができる「(3)マルチ機能」、小さく収納できる「(4)パッカブル」、そして「(5)耐久性」と、洗濯機で洗えたり(ウォッシャブル)、手入れが楽な「(6)イージーケア」も重要視する。そして実は、最も大切にしているのが気持ちを高めてくれる次の2つの観点ーー「(7)お気に入りのデザイン」「(8)エシカル・サステナブル」だ
「デニムの前ポケットに入れても邪魔にならないサイズ」がサイフを選ぶ基準
「両手を自由」にすることがどれほど重要か
明日いらないものは、即カバンから出す
キーパーソン名刺術
(1)打算系→「重要なポストの人か、近くそうなる人」
(2)直感系→「好感を持ったり、印象に残った人」
「キュレーションサイト」からの情報は一切見ない
イブニングプランには必ず、“仕事を完全に忘れられる時間=セルフケアタイム”を組み込むこと
午後は“足と口”を動かして働く
『Moca』には、仕事だけじゃなく、プライベートの予定、家族の予定、タスクなど、複数のGoogleカレンダーを同期
予定管理3つのテクニック
1.アポは15分単位で刻む
2.ルーティンも予約する
3.移動時間の算出能力を磨く
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小銭を持たないことや、サコッシュ、カラビナを活用するなど、軽量化、ミニマム化のアイデアが満載で、これは試してみたくなりました。
アナログ、デジタル両方のツール紹介もあり、驚くほど身軽で、かつ時短になること間違いなしです。(始めるのには勇気と投資がいるかもしれません)
ぜひ、読んでみてください。
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『超ミニマル主義』四角大輔・著 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478108447
<Kindleで購入する>
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◆目次◆
STEP1 プロローグ
STEP2 超ミニマル主義とは
STEP3 装備とモノの軽量化
STEP4 情報とワークスペースの軽量化
STEP5 スケジュールの軽量化
STEP6 タスクの軽量化
STEP7 思考と習慣の軽量化
エピローグ
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