【今年も出ました】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492973311
本日ご紹介する一冊は、毎年売れている『会社四季報業界地図』の2023年版。
毎回、頭に「注目業界」が載っているのですが、今回は「メタバース」「脱炭素」「米国」「GAFAM」「NFT」「エネルギー地政学」「ESG」「次世代自動車」「MaaS」「サイバーセキュリティ」「パワー半導体」「空飛ぶクルマ」「宇宙開発」「代替食」「ユーチューバー」「先端医薬ベンチャー」「DX」「コンサルティング」「プログラミング」「木材」の計20個がテーマです。
それぞれどの企業がどれだけ稼いでいるのか、何を手掛けているのか、図でシンプルにまとめられています。
それぞれの産業の需要の推移、供給状況、人手不足の状況など、グラフで示されているのも便利です。
コロナの影響で伸びている業界、沈んでいる業界、物価上昇の影響が大きい業界、小さい業界も、コメントがあるので読んでおくといいでしょう。
各業界の新事業でのアライアンスの状況、M&Aの動向、今後各業界に吹く追い風、逆風の影響なども分析しており、投資家、就職活動生は、ざっくり網羅しておきたいところ。
多角化やビジネスモデル転換のヒントが欲しい経営者にとっても、役に立つ情報がたくさん載っています。
意外と知らない他業界のビジネスモデルに関しても、詳細が書いてあるので、ビジネスパーソンは教養として、読んでおくといいでしょう。
本文のなかから、さっそく気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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2.脱炭素
【再エネ発電・小売り】
レノバ【9519】
太陽光やバイオマス発電の開発・運営。洋上風力発電への参入狙う
売上高292億円↑
イーレックス【9517】
新電力(電力小売り)大手、バイオマスなど自社で再エネ発電展開
売上高2305億円↑
【海外勢(メーカー)】
ヴェスタス(デンマーク)
風力発電タービンで世界最大手。三菱重工業と国内での風力事業で協業
売上高2兆1324億円
シーメンスガメサ(スペイン)
風力発電タービン大手。独シーメンスの風力発電タービン部門とスペインのガメサが合併
売上高1兆3981億円
5.NFT
オープンシー
2017年12月稼働。世界最大級のNFTマーケットプレイス運営会社。21年のNFT
取引高は130億ドル(1.6兆円)
企業価値 1兆7303億円
ソラーレ
NFTトレーディングカードを使ったサッカーゲームを展開。ソフトバンクグループ【9984】も出資
企業価値5594億円
スカイメイビス
NFTを活用したペットを育成、対戦、取引させるNFTゲーム「アクシー・インフィニティ」が、遊んで稼ぐ「プレイ・トゥ・アーンゲーム」の代名詞に
企業価値3903億円
14.代替食
昭和産業【2004】
製粉と油脂の大手。大豆肉や製菓などに使える業務用大豆タンパクを販売(22年3月期売上高21億円)
DAIZ
植物肉製造開発ベンチャー。伊藤ハムなどの大豆肉にも採用。日清のほか三菱ケミカルG【4188】など複数の大手企業から出資
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仕方ない部分もありますが、「注目業界」に企業データがないケースが多く、最先端の産業ほどあいまいな記述になっています。
もうちょっと突っ込んだデータ・分析が欲しかったというのが本音でしょうか。
ただ、どの産業にどのプレイヤーが絡んでいるのか、一目瞭然なので、調査のための土台としては便利です。
ぜひ、チェックしてみてください。
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『会社四季報業界地図2023年版』東洋経済新報社・著 東洋経済新報社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492973311
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0B4V8BSSS
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◆目次◆
注目業界
自動車・機械
エレクトロニクス機器
情報通信・インターネット
資源・エネルギー・素材
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食品・農業
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