【これでバッチリ。】
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本日ご紹介する一冊は、東京大学法学部に合格し、司法試験にもわずか2年で合格、現在はSBI大学院大学で教授を務める荘司雅彦さんが、その勉強法と集中法を指南した一冊。
著者は、実業家としての顔のほかに、娘さんを女子御三家に合格させ、その経験・ノウハウを『中学受験BIBLE』という本にまとめ、ベストセラーにしてしまったこともあるという、まさに勉強法、集中法を語るにふさわしい人物です。
最近は、ビジネス書を出している印象が強かった著者ですが、やはり読んでみて、この方は勉強法が一番面白い!と思いました。
本文には、「仕事前のコーヒーやおしゃべりはムダなだけ」「娯楽とスキルアップは違う」「カフェとは違って経験上、図書館や自習室に足を運ぶ人は、合格率も高い」などとストイックな言葉が並びますが、実績がすごい上、学習法も説得力があるため、ぐうの音も出ません。(ちなみに土井は、コーヒー飲んでから仕事する派です・苦笑)
また、ノウハウとして書かれている、
・タイムリミットを設定する
・タスクを追加しない
・アウトプットが必要な教材を使う
などは、勉強の常識としてもっと広まってもいいのではないかと思いました。
図を見ないとなかなか理解が難しいですが、89ページで紹介されている「マトリクス計画表」(法律の複数科目を同時に勉強するため、著者が使った計画表)は、応用すると、あらゆる学問の習得に使える、便利なツールだと思います。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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持久している時間の中に「集中」を上手に振り分けることで、一流アスリートたちは長時間のゲームでも集中して取り組める
1時間の中で「持久」の割合を減らし、「集中」の割合を増やすことができれば、勉強効率はアップします。ただし、気をつけなければならないのは、いきなり「集中」の割合を長くし過ぎると、疲労が襲ってくるということです
まずは「持久力」を強化せよ
上手に「脱力」できれば集中が切れることはない
目標がいかに高みに思えたとしても、やるべきことをイジイジとやっていけば、いつの間にか目標にたどり着く
タイムリミットの設定が集中力を高める
タスクの追加が集中とやる気を奪う
私は毎日、入浴後に、司法試験・予備試験対策の『肢別本』(全8巻/辰已法律研究所)という一問一答の本を、8冊見開き2ページずつ読み続けています
仕事の影響を受けない時間帯で習慣化せよ
スキャニングを2~3回やっておくと、漠然とではありますが、その科目のイメージが頭に残り、親近感を持てるようになります
私がおススメするのは、アウトプットが必要な教材です。毎朝、娘がやっていた「百マス計算」みたいなイメージです。その理由は、学習効果はアウトプットの繰り返しのほうが、インプットよりも効果的だからです
娯楽とスキルアップは違う
カフェとは違って経験上、図書館や自習室に足を運ぶ人は、合格率も高い
歌詞が入っている音楽や。起伏の激しい音楽は避けるべき
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個人的に感銘を受けたのは、著者が司法試験に合格し、弁護士となった後も情報をアップデートするため、法律のテキストを読み続けているということ。
やはり、実力を維持するには、ストイックであり続けなければいけませんね。
受験生はもちろん、仕事の集中力をアップしたいビジネスパーソンにも、ぜひ、おすすめしたい一冊です。
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『すごい集中力』荘司雅彦・著 秀和システム
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◆目次◆
第1章 机に向かって「秒」で集中するための技術
第2章 アウトプットで集中を「習慣化」させる
第3章 集中するためには「環境」が何よりも大切だ
第4章 集中を高める「アイテム」を使いこなそう
第5章 「なぜ集中できないのか?」をQ&Aで解決
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