http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800590299

本日ご紹介する一冊は、タイトル通り、『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』。

ひさびさに長いタイトルが来ましたね（笑）。

著者は、46歳から知識ゼロの状態で社会保険労務士の勉強を始め、50歳目前で合格。三井住友海上あいおい生命保険を経て、現在、社会保険労務士法人に勤務しながら著者・講師として活躍する、佐藤敦規（さとう・あつのり）さんです。

本書では、45歳以上の普通のサラリーマンがゼロから始めて働きながら合格でき、かつ70歳まで稼ぎ続けられる資格をズバリ、７つに絞って紹介。

１．社会保険労務士
２．行政書士
３．土地家屋調査士
４．中小企業診断士
５．宅建士
６．米国公認会計士
７．１級建築施工管理技士

選定基準は、「独占業務がある」「転職に有効」「独立開業できる」の３点で、３つのトータルスコアが高いものを紹介しています。（中小企業診断士は独占業務がないですが、転職・独立に有利ということで紹介されています）

働きながら資格を取ることのリアルと、そこから転職、起業につなげる方法まで指南しており、本気で人生後半に備えたい人には、役立つ内容だと思います。

難関すぎる資格や逆に簡単に取得できる資格、英語やITに関する資格がなぜダメなのか、リアルなところが書かれていて、単なる資格礼賛本とは一線を画した内容です。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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起業したり、副業を始めたりするためには、会社に頼らず、個人でも稼げるスキルと信用が必要

独立開業をしなくても、宅建士や施工管理の資格があれば、転職しやすい

先生業として著者や講師としてデビューできる可能性がある

Web上で「資格試験　勉強時間」と入力して検索すれば、各資格試験に必要とされる勉強時間がわかります。1000時間前後を上限として、それ以上の勉強時間が必要とされる資格試験に挑戦するのはお勧めしません

◆目指してはいけない資格の５つのタイプ
１．難関すぎる資格
２．簡単に取得できる資格
３．英語（語学）とITに関する資格
４．専門学部を卒業していることが要件となる資格
５．大型運転免許など人命に関わる資格

◆働きながらでも手が届き収入や仕事に
つながりやすい７つの資格
１．社会保険労務士
２．行政書士
３．土地家屋調査士
４．中小企業診断士
５．宅建士
６．米国公認会計士
７．１級建築施工管理技士

実務経験を積むことを目的にしたキャリア社内異動→転職・副業→資格に直結した転職（士業事務所など）→独立

次のような経営者が集まる団体に加入して、知り合いを増やし、徐々に仕事を貰っていくという方法が鉄板
・JC（青年会議所）
・ライオンズクラブやロータリークラブ
・商工会議所
・政治家の後援グループ
・政党や宗教団体の交流会や勉強会

地方で独立開業が有利な人
・地元の進学校を卒業した
・語学やITが強い
・お酒の席での泥臭いコミュニケーションが苦にならない

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昔、某大手資格学校に取材に行った時、「みんな○○の資格受けたがるんですよね～。食えないのに」と言われて衝撃を受けました。

資格は仕事につながってこそ、威力を発揮するもの。

本書はそこを踏まえて書かれているので、大変好感が持てます。

もちろん、あえて著者の説に反対して難関資格を取るのもひとつですし、道はそれぞれですが、もし読者が＜45歳以上の「普通のサラリーマン」＞なら、キャリアの選択肢のひとつとして、読んでおくのはアリだと思います。

ぜひ、チェックしてみてください。

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『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』
佐藤敦規・著　日本能率協会マネジメントセンター

＜Amazon.co.jpで購入する＞
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800590299

＜Kindleで購入する＞
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0B4JGZDN8

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◆目次◆

序　章　なんとなく不安をかかえる45歳以上の普通のサラリーマン
第１部　準備編
第１章　計画編～普通のサラリーマンは何を狙うべきか～
第２章　スケジュール編～普通のサラリーマンはいつどこで勉強するか～
第３章　勉強編～錆びた頭をどう蘇らせるか～
第２部　実践編
第４章　収入アップ編～取った「武器」をどうお金にかえるか～
第５章　独立編～どうしても独立しなければならないときに考えること～
付　録　60歳から70歳までの雇用環境はどうなっている？