【地方激安物件で稼ぐ不動産投資術】
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本日ご紹介する一冊は、山投資の第一人者であり、『一生お金に困らない山投資の始め方』の著者、永野彰一さんによる地方不動産投資の本。
※参考:『山王が教える1円不動産投資』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295406465
今回はまったく山は関係なく、地方の中古一戸建てを格安で買って投資する手法を紹介しています。
著者は、新潟県、山形県、岩手県、福島県、北海道、岐阜県、長崎県などに物件を持っているらしく、本書では全国の不動産投資のポイントについてもまとめられています。
都道府県単位ではなく、市町村レベルで有望な場所、抱えるリスク、賃貸需要、今後の展望を解説しているため、リスク分散を狙って全国に投資したい投資家にはおすすめの内容です。
「1円」から投資できる物件、手法を紹介しているため、副業としてやってみたいサラリーマンにもうってつけの内容です。
本書を読んでアタリをつけて、地域別に詳しく調べていけば、良い物件を拾えるようになるのではないでしょうか。
一見ヤバそうだけどじつは何とかなる物件、絶対に手を出してはいけない物件のポイントがわかるため、安く自分の家を買いたい人にとっても、参考になる内容だと思います。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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いまは地方のほうが、投資効率はよくなっている
いまの時代の不動産価格は、その物件に借り手がいるか、その物件を活用する人はいるか、その物件に住めるのか、といったことで決まります
土地が広くなれば、「固定資産税が上がる」というデメリットがあります。ですから、土地が広ければその分価値が上がるというわけではなく、「使えない、ただ広いだけの土地」を持っていたところで、ただのマイナスにしかなりません。つまり土地の価値というのは「コンパクトかどうか」ということも非常に関係があるのです
2DK以上の間取りには、賃貸も売買もニーズが高い
中古の戸建て住宅を見に行ったときに、トイレが水洗で洋式ならば、迷わず「買い!」です
汲み取り式トイレの家を買ったときには、じつは汲み取り式のままで放っておくことが許されません。下水道の法律によって、下水につながっていなくても、土地の広さに応じて下水道の受益者負担金というものを払わなければいけません
家が古くなってきたり、用水路に囲まれていたり、川が横を通っていたりすれば、家は傾きます
雨漏り・雨染みは、正確には「雨漏り」と「吹き込み」という2つに分かれます。(中略)「吹き込み」というのは、大雨の日に壁の隙間から強風によって雨が吹き込んでくるものです。雨漏りとは違い、これは簡単に対処できます
「安く買って高く貸す」というのがビジネスの常識なのですが、それは不動産投資には当てはまりません。わたしは、「安く買ったら安く貸すべき」「高く買ったら高く貸すべき」と思っています
ローンは使わず地方の安い戸建てを現金で買う
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これから、全国の空き家はますます増えると思いますが、本書はその変化の中でチャンスを捉える考え方を教えてくれます。
不動産投資に限らず、投資マインドとは何かを教えてくれる、興味深い一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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『山王が教える1円不動産投資』永野彰一・著 自由国民社
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◆目次◆
はじめに
第1章 不動産投資の常識はもう破綻している
第2章 こんな物件がおすすめです
第3章 物件の金額はこうして見極める
第4章 物件の地域性をおさえよう
第5章 契約成立を確実にする交渉術
第6章 10年後の不動産市場はどうなっているか
おわりに 社会的な意義を投資目的に盛り込もう
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