【石井裕之氏、11年ぶり書き下ろし！】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396617798

本日ご紹介する一冊は、かつて『「心のブレーキ」の外し方』『ダメな自分を救う本』などでベストセラーを連発していたパーソナルモチベーター、石井裕之さんの11年ぶりの書き下ろし。

※参考：『「心のブレーキ」の外し方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512440

※参考：『ダメな自分を救う本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396315228

生きづらい世の中にあって、自分の心を壊さないためのヒント、他者との関係で避けられない感情とどう向き合うかなどが書かれています。

大半の自己啓発本、コーチング本、カウンセリング本に抜け落ちているユニークな「視点」が書かれており、目からウロコの内容でした。

また、本書では石井裕之さんの他にも、著者が主宰するコミュニティ「沢雉会（たくちかい）」のメンバーが共著者として名を連ねており、２章では彼女たちがどうやって自分の苦しさと向き合ってきたか、克服したかが書かれています。

「自分のことを愛せない人は子どものことも愛せない」と悟った共著者がそれとどう向き合ったか、依存症に悩む共著者がそれをどう克服したか、二人の家族を事故で亡くした共著者がその悲しみをどう乗り越えたか…。

本当に苦しむ人には、良いヒントとなるに違いありません。

最後となる３章では、再び石井裕之さんが登場し、侮辱や憎しみとどう付き合うか、嫌な記憶をどうするか、持論をまとめています。

この部分は、ビジネスパーソンが読んでも勉強になると思います。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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ネガティブな感情をなんとかしようと思えば思うほど、それは、ネガティブな感情の相手をしていることになります

苦しい気持はシミの汚れによって生じたのではなく、むしろ、「汚れていない部分によって生じた」とはいえないでしょうか

ふたつの選択肢があります。こころをいっそネガティブな感情だらけにしてしまって、もはやそれを苦しいと感じない自分になる。これがひとつ。もうひとつは、ネガティブな感情に苦しみながらも、その苦しみに意味を見出して生きていく

肉体のレベルにおいては、キミと僕はそれぞれ別の存在です（中略）こころのレベルにおいては、キミがなにかに悩んでいたり苦しんでいたりすると、僕のこころも痛みます（中略）さらに、こころ（たましい）のレベルの上に、精神のレベルというものがあります。ここでは、キミと僕はまったくひとつのものです。キミの痛みを僕が感じる、というのではなく、キミの痛みは同時に僕の痛みなのです

気の合う「仲間」とだけ関わって、それ以外の人間たちのことは、まるで存在しないかのように扱うようになります。名前のない人間たち。映画のエキストラのようなものです。当然ながら、マナーは荒廃していきます

ひとつだけ。あなたにできること、ひとつだけでいい（押切佑美）

自分を救うには「自分との約束」を守れる人間になるしかない（小川めぐみ）

同じような境遇にある人たちがどういう行動をしているのかを聞いて知ることには、現実に自分の人生を動かす示唆がある（大槻弥生）

僕らにできるのは、正しいと信じることをやり続けることだけです。いつになったらその結果が出るのかということは、僕らが考えるべきことではない。かかる時間は必要な時間。ということは、その必要な時間までの間、正しいと思えることをやり続ければ、かならず結果は訪れるということです

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ひさびさに石井裕之さんの本を読みましたが、相変わらず面白い。

手放せない負の感情がある人は、読むと気持ちがスッキリすると思います。

他者に振り回されず、自分自身の課題に集中したい人にも、おすすめの自己啓発書です。

ぜひ、読んでみてください。

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『私の中のこの邪悪な感情をどうしよう？』
石井裕之、押切佑美、小川めぐみ、大槻弥生・著　祥伝社

＜Amazon.co.jpで購入する＞
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◆目次◆

はじめに
第１章　なぜ、こんなにも生きづらいのか？　石井裕之
第２章　人生を輝かせるために
私の「ひとつだけ」をあなたに　押切佑美
自分との約束　小川めぐみ
悲しみを走り抜けて　大槻弥生
第３章　私の中のこの邪悪な感情をどうしよう？　石井裕之
おわりに