【60カ国20万人が読む、金曜日のニュースレター】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799327852

本日ご紹介する一冊は、グローバルに活躍するマーケティング代理店、アクセラレーション・パートナーズの創業者＆ＣＥＯ、ロバート・グレイザー氏による一冊。

世界60カ国、20万人が登録している、金曜日配信のニュースレター「FRIDAY FORWARD」を初めて書籍化したもので、邦訳には「あなたの可能性を引き出す52のヒント」というサブタイトルがついています。

原題のサブタイトルは、「INSPIRATION & MOTIVATION TO END YOUR WEEK STRONGER THAN IT STARTED」ですから、「１週間をパワフルに締めくくるひらめきとやる気の源」みたいな感じでしょうか。

著名人の言葉や書籍で紹介された教訓、著者の実体験に基づくエピソードなどを題材に、読者にやる気や気づき、感動を与える話を計52個集めています。

週１回１話ずつ読むと、ちょうど１年になる計算ですから、毎週金曜日に１話決めて読むのもいいかもしれませんね。（あるいは、朝礼で使ってみてもいいかもしれません）

いわゆるノウハウ書や自己啓発書のような押しつけがましさがないので、週末の朝や夜、ゆったりした気分で読むと味わい深い一冊だと思います。

個人的には、著者のフィットネスコーチ、マイク・シラー二のおじいさんがどんな時でも日記に「ビューティフル・デイ」と綴っていたというエピソードや、「ニューヨーク・タイムズ」のオンライン版に載ったエイミー・クローズ・ローゼンタールのコラム「私の夫と結婚しませんか」、がんサバイバーでエベレスト登頂に成功したスワーナーの話が刺さりました。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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マイクがおじいさんの日記を読んでいると、「ビューティフル・デイ」という言葉が目に飛び込んできたと言います。「クタクタに疲れた」と書いてある日でも、気温が氷点下20度の日も、一日中雨の日も、体調が優れなかった日にも、しばしば「ビューティフル・デイ」と記されていたのです

あなたが残すレガシーについて考え始めるのに、早すぎるということは決してない

現実的には、素質には有効期限がある

後悔するのは、つかまなかったチャンスのことだけ

幸運は、準備が機会に遭遇したところで起こるもの

私たちは「要となる習慣（キーストーン・ハビット）」を持っており、それを変えると、人生のさまざまな面で良い変化につながる

スワーナーは、肺１つで呼吸しながら登山し、エベレストの頂上を極めた世界最初のがんサバイバーとなりました。実は、同行のチームが山頂を目指した日、スワーナーは体調の悪化により、キャンプに残ることを余儀なくされたのですが、悪天候でチームは登頂を断念しました。そして、奇遇にも、スワーナーの体調が回復した日には好天に恵まれ、彼はエベレスト初登山で登頂を果たしたのです

本当のスポーツマンシップに必要なのは、フェアな勝ち方を心得ることと、負けたときは潔く受けとめること

目標達成のための８つのヒント
１．将来の大きな報酬のため、目先の小さな報酬を我慢する
２．ゴールは怖いくらいのほうがいい
３．具体的な日を決める
４．コーチ（ないしメンター）の存在は大きい
５．自分に合った方法に絞る。ほかの人のやり方は気にしない
６．状況に合わせて視線を変える
７．本番の舞台で予行演習する
８．始めたことは終わらせる

研究ではっきりした重要な点は、友人の数は幸福とはほぼ無関係であるということ。大事なのは、人間関係の質だった

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人が人生や仕事について深く考えるのは、平日の忙しい時ではなく、週末、心に空白ができた時のことが多いと思います。

ゆとりができた時にぜひ読んで、人生を考えるきっかけになさってください。

これはおすすめの一冊です。

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『FRIDAY FORWARD』ロバート・グレイザー・著
田村加代・訳　ディスカヴァー・トゥエンティワン

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◆目次◆

はじめに　読む人に「成長のきっかけ」を与えるメッセージ
第１章　精神のキャパシティを広げる
第２章　知性のキャパシティを広げる
第３章　身体のキャパシティを広げる
第４章　感情のキャパシティを広げる
おわりに　あなたに必要だったものは何ですか？