2022年2月15日

『ゴゴスマ石井のなぜか得する話し方』石井亮次・著 vol.5939

【これは得する。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478115052

本日ご紹介する一冊は、東海ローカルから全国の人気番組に躍進した「ゴゴスマ」の司会、石井亮次アナによる話し方の本。

特徴をひと言で言えば、「人たらしの術」が書かれた話し方本であり、それもそのはず、義理の父は三重県津市の市議会議員なのだそうです。

仕事がら、大物を相手にする機会が多く、ただでさえ人たらしなアナウンサーが、政治家のノウハウを導入しているのだから、これが効かないはずがない。

この事実がわかってから、『得する話し方』というタイトルを見ると、なんだかこの企画の本質がわかる気がしますね(笑)。

ついつい「正しさ」にこだわってしまい、人を傷つけがちな人、頑張っているのにいまいち人に好かれない人が読むと効果抜群。

つまり、土井のような人のためにある本ですね(笑)。

・他人はいじるな、自分をいじれ
・「誰も傷つけない」言葉で語ろう
・「嘘」も時にはやさしさになる
・弱みを見せて、相手のやさしさを引き出す

心構えを読んでいるだけでも勉強になりますが、会話例も読むとさらに勉強になります。

司会やパネルディスカッションのモデレーター、会議のファシリテーターをやる人などにも役立つコミュニケーションノウハウだと思います。(こんなにカタカナばかり書いていると著者に怒られてしまうのですが・笑)

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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往年の名司会者、浜村淳さんはかつてこういう「やさしい」名言を残しています。「斜めになった地面、それを斜面と言います」

自己紹介では、何か一発「インパクト」を残す

「すべる」のは、可愛げにつながる

笑いを取りに行ったのに、すべる。受けない。「しーん」となる……。想像すると恥ずかしくて穴があったら入りたい気持ちになりますが、そういう時は臆せず、「以上です」と引き取ってしまえばOK

出していい話題かどうかを判断するためにも、準備した情報は胸に秘めて様子を見ながら小出しにしていくのが無難

声のトーンや話し方のスピードも相手に合わせる

賢そうに見えるカタカナ語は使用禁止!

必ず盛り上がる「出身地ほめ」

「今のお仕事、ひとすじですか?」は万能の質問

「でも」「だって」のマイナス返しは絶対NG

どこをほめると喜ばれるのか?
3つのパターン
1.相手の「ここが好き」というところをほめる
2.相手が「ほめてほしい」と思っているところをほめる
3.相手が自分では気づいていない素敵なところをほめる

ほめまくり魔・石井厳選! 最強パターン
1.あなたと一緒にいると○○
「ご一緒していたら、日頃のストレスが吹き飛びました」
「今日は、いっぱい笑いました」
「話をしているだけで、めっちゃ賢くなった気がします」
2.こんなに○○したのは初めてです!

人の言うことを「訂正」することはあまり意味がない

「あれ? おっしゃりたいのは〇〇(正しい情報)ですよね」という感じでフォローを入れる。大切なのは、間違った人に絶対に恥をかかせないということ

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47都道府県の共通の話題は、もっと掘ったほうがいいと思いましたが、有名人や偉い人、プライドの高い人向けには特に役立つ内容だと思います。

お金持ちや有力者と人脈を作りたい人も、読んでおくといいかもしれませんね。

ぜひ読んでみてください。

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『ゴゴスマ石井のなぜか得する話し方』石井亮次・著 ダイヤモンド社

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478115052

<Kindleで購入する>
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◆目次◆

序章 基本は「誰も傷つけない」話し方
STEP1 会話以前の「笑顔」と「挨拶」
STEP2 初対面でがっちり心をつかむ
STEP3 一緒に楽しく場を盛り上げる
STEP4 臨機応変に「空気」をあやつる
STEP5 こんな時どうする?「ゴゴスマ石井的モノの言い方」
終章 「楽しい会話」は一日にして成らず

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