【藤田晋氏、推薦の一冊】
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本日ご紹介する一冊は、日本を代表する麻雀プロの一人、小林剛(こばやし・ごう)さんが書いた、勝つための心得書。
「麻雀サイボーグ」と言われ、確率とロジックに基づいた戦法で所属するU-NEXT Piratesを優勝に導き、2020シーズンは個人賞の4着回避率で首位になったという著者の「確率思考」が学べる、興味深い一冊です。
ご存知のように土井は、『成功読書術』でわざわざ「勝負師たちに学ぶ極意」という章を設けたり、『「人生の勝率」の高め方』という本を書いたりしているくらい、この手の話が大好き。
『「人生の勝率」の高め方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046042265/
本書も、ワクワクしながら読ませていただきました。
株式投資であろうと、ビジネスであろうと、麻雀であろうと、成否は「選択」で決まる。
そしてその「選択」で大事なのは、結局「確率」なのです。
本書の中で著者は、どうしたら勝率を高める選択ができるのか、間違った選択を避けられるのか、持論を紹介しています。
事例が麻雀なので、麻雀をやらない土井には若干理解できないところもありましたが、原理原則は、たとえ麻雀がわからなくても理解できると思います。
トピックが麻雀ということもあり、サイバーエージェント社長の藤田晋氏が推薦の辞を寄せていますが、経営者・投資家として日々決断を迫られている人には、刺さるものがあると思います。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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「メンタルが強い人」には、2種類います。1つ目は、神経が図太い人。細かいことを気にせずにいられる人です。(中略)2つ目は、物事を論理的(ロジカル)に考えられる人です
もしあなたが現状に不満を抱いているのなら、よりベストな選択を積み重ねることができなかったからかもしれません
成功も失敗も、めったに起きないハプニングでさえも、一定の確率で起こりうる
「成功する確率」「よい偶然が起こる確率」が高い選択を重ねていくこと
悪い結果を引きずるのは「論理的」ではない
「不運は続く」に根拠はない
ミスを後悔する人は自分を「過大評価」している
プロが見せる人間らしいミスは、一つのエンターテインメント
「想定内」なら不運だって怖くない
考えうる選択肢すべてのメリット、デメリットを事前にいくつも考えておく作業は、ピンチにも動じない思考訓練になります。選択肢と根拠をたくさん持っていればいるほど、あなたは強くなれる
「願望」で因果関係をねじ曲げるな
51対49の差は、たった2しかありません。でも100回重ねていけば、5100対4900になり、200もの差になる
相手よりも「選択」に集中しろ
逆境でこそ「今まで通り」にやる
安い点数でアガるのが嫌だ、恥ずかしいという感情で、正解を外してしまうことがよく起こります
例外は捨てていい
正解は人と違っていい
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現在、株式市場が暴落して、投資家のみなさんは胃が痛い日々を過ごしていると思いますが、本書はそんな逆境の時こそ役立つ意思決定のヒント本です。
ぜひ読んでみてください。
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『現代最強雀士が教える確率思考』
小林剛・著 飛鳥新社
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◆目次◆
第1章 鋼のメンタルは「思考法」から生まれる
第2章 「ストーリー」に逃げない者だけが勝つ
第3章 好き嫌いを排除し「損か得か」で考えろ
第4章 疑い深い人だけが「本質」に近づく
第5章 鋼のメンタルができるまで
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