【『人は話し方が9割』著者の感動秘話】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799109707
本日ご紹介する一冊は、2020年のビジネス書ランキング1位(日販調べ)、『人は話し方が9割』著者の感動秘話。
※参考:『人は話し方が9割』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799108425/
著者は、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家を毎年1万人集める大繁盛店にした人物ですが、本書では、同じく商売人であり、著者を育てた母の教えが、エピソードとともに書かれています。
「家ではそれで通用するかもしれない。でもね、私は子どもはいつか社会に返す存在だと思ってるのよ」
「優しいとは人に親切にすること。でももっとその前に、弱い立場にいる人の痛みを知ること」
「人ってね、おもてなしをする側の気持ちってしっかり感じるのよ。『私1人のためにここまでしてくれたなんて』そう思ったときに感動が生まれる、そんなものなの。他のお店がめんどくさくてやらないことを一生懸命考えてみたら?」
「喜ばれる人になりなさい」
65歳で亡くなった母親の教え、そして商売で成功した父親のビジネス訓が書かれた、人生にもビジネスにも効く一冊です。
オビには「編集者が5回泣いた。」「読み終えた瞬間、お母さんに電話したくなる本」とありますが、決して誇張ではないと思います。
商売に必要な心構えが、感動のエピソードとともに書かれた、ベストセラー必至の好著です。
さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。
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「茂久、知ってる? 運って買えるのよ」
「あのね、この世には目に見えないお金があるの。そのお金はね、徳っていうのよ」
「(前略)私は喜ばれる人になるために今日も仕事をしてくるから、自分で何かをつくって食べてね」
「あのね、最近思うんだけど、『どんなことでもほめなさい』っていう理論があるけど、私はそれはどうなんだろうと思うのよね。家ではそれで通用するかもしれない。でもね、私は子どもはいつか社会に返す存在だと思ってるのよ」
私は人に喜ばれることが大好き──。それが母の口癖だった
母はいつも僕に言った。「優しいとは人に親切にすること。でももっとその前に、弱い立場にいる人の痛みを知ること」
「あんたはね、生まれたときから夜行性だったのよ。あまりに夜寝ないからお寺に相談に行ったら『鶏の絵を描いて天井に逆さに貼りなさい』って言われたからしてみたけど、それでもまったく夜行性は変わらなかったね。まあそれでも小学校と中学校はちゃんと学校に行けたから、高校はもういいんじゃない? 社会に出たら夜働く仕事をすればいいのよ」
オタフクソースさんのすごいところは初代社長の教えである、「ソースを売る前に、まずたこ焼き、お好み焼き文化を広めよ」を実践しているところだった
今や銀だこは東証一部上場の超名門企業になったが、その当時から佐瀬社長の口癖は「どれだけ大きくなっても、たこ焼きの向こうにあるものから目を離すな」だった
「あのね、社長とか著者とか有名人とかなんでもいいけど、そういう人って地位とか勲章とか影響力とかを持ってるよね。今のあんたは全部それを持ってるかもしれない。でもね、その力って決してあんたをいい気分にさせるためだったり、あんたをいばらせるためのものじゃないんだよ。その力を使ってまわりの人に喜ばれる人になりなさい、って神様がくれたものなんだよ。(以下略)」
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個人的には、本作りの話がメインの第5章はなくても良かった気がしますが、それを差し引いても、母の愛、教訓が心に染みる良書です。
ベストセラー『人は話し方が9割』の著者が、こんな隠し玉を持っていたとは。
これは、必読の一冊です。
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『喜ばれる人になりなさい』
永松茂久・著 すばる舎
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◆目次◆
第1章 おかげさま母さん
第2章 ギフト屋母さん
第3章 応援母さん
第4章 MOTHER
第5章 僕は必ずあなたを日本一の母にします
最終章 喜ばれる人になりなさい
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