【ミスしないための技をあなたに。】
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忙しくなってきたせいで、ひさびさにスケジュールのミスをしてしまいました。
日程調整や書類の誤字・脱字、名刺等の忘れ物…。
とかく、仕事においてケアレスミスをする場面は多いものです。
本日ご紹介する一冊は、このミスをなくすための科学的方法を、スタンフォード大学工学博士の飯野謙次氏と、心理学・記憶術を專門とする宇都出雅巳氏がまとめた一冊。
人間がなぜミスをするのか、どういう場面でミスしやすいかを踏まえ、ミスを科学的になくす方法を、Tipsとして集めています。
読んでみたところ、これは、Tips部分をざっと読むだけでも、ミスが減ること間違いなしですね。
若い頃、原稿チェックの抜け漏れをなくすために、自分なりのチェックポイントを作りましたが、本書は、そういったミスを防ぐノウハウを、誰にでも使えるようにまとめた、ありがたい一冊です。
仕事の速さと「ミスしない」を両立させたい人は、読んでおくといいでしょう。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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「失敗」や「ミス」は、「気をつけよう」ではなくならない
アメリカでは、ミスをすぐ仕組化する
◆身の回りのミスの5つの要因
1.注意不足
2.伝達不足
3.計画不足
4.学習不足
5.自然(不可抗力・倫理)
スキルレベルの違う作業者が2人いた場合、仕事は均等に配分するのではなく、スキルの高い人により多くの作業を配分したほうが、2人の作業時間の合計が小さくなります
1.脳が「注意」を使っているモノを手放す
2.脳から「注意」を奪うモノから離れる
3.脳が「注意」を使わないレベルまで体得する
「注意」のムダ遣いをしないためには、今必要なもの以外は、目に入る場所に置かないことです。すぐできて効果絶大なのは、まず「スマートフォンを手元に置かない」こと
締め切りがないものにも締め切りを設ける
時間のかかる仕事は、分割してマイルストーンを置く
スケジュールはネットで管理し、その場でリマインダを設定する
大事なメールは一度自分に送る
◆忘れ物を防ぐために
・置き場所を決める
・毎日のルーティンに組み込む
・1つにまとめて持ち歩く
付箋・メモを書いたら写真にとる
◆書類を間違って持っていかないために
・個別のカバーページをつける
不要なレシート、通う可能性の低いお店のメンバーズカード・ポイントカードはもらわない
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あまりに「あるある」なミスが並んでいて、思わず苦笑いしてしまう内容ですが、これを読めば、確かにミスは減りそう。
経営者、マネジャーは、新人に配ると、ミスが減ると思います。
ぜひ、読んでみてください。
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『ミスしない大百科』
飯野謙次、宇都出雅巳・著 SBクリエイティブ
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◆目次◆
PART0 ミスをなくすための考え方
PART1 スケジュール、誤字・脱字、操作ミス……よくあるミスをなくす方法
PART2 「なくす」「忘れる」がなくなる整理術
PART3 メール・SNSでのミスをなくす
PART4 伝わらない、早とちり……コミュニケーションのミスを解決!
PART5 ミスしやすい状況をどうなくすか
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