【『なぜ、倒産寸前の水道屋がタピオカブームを仕掛け、アパレルでも売れたのか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866801220
空前の大ブームとなった「春水堂」のタピオカミルクティー、ネットで大炎上しながらヒット商品になった「スーツに見える作業着」。
この2つが、じつは同じ人物によって仕掛けられ、しかもその人物の本業は水道屋さんだったということはご存知でしょうか?
本日ご紹介する一冊は、この2つのブームの仕掛け人となった、オアシスライフスタイルグループ代表取締役CEO、関谷有三さんによるビジネス書。
何もないところから出発して、不可能と言われた春水堂との交渉に成功したエピソード、マッキンゼー出身のコンサルタントを経営に巻き込んだエピソード、社員へのヒアリングから「スーツに見える作業着」を開発したエピソードなどが載っており、読んでいてワクワクします。
後半からは自己啓発書になりますが、これも読み応えがあります。
起業に興味のある方にとっては、ドンピシャリの内容ではないでしょうか。
著者の実績を見ていると、「どうしてこんなにマルチにビジネスを成功させられるの?」と疑問に思うと思いますが、本書には、その秘密が書かれています。
次々に新しいことを手掛け、成功させていくための「ジャングルジム型スキル」の身につけ方は、特に注目です。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
—————————-
震災から自分なりに得た教訓がふたつあった。一つ目は、事業がひとつしかないと、突然の大きな社会変化に弱く、頼りないということだ。(中略)二つ目は、人生は、はかない。いつ死んでも悔いのないよう、様々なことにチャレンジしなくては、ということだ
ふだん作業着を着ている人たちからは、作業着をなめるな、と。スーツを着ている人たちからは、スーツを侮辱している、と。さらには多くのアパレル関係者からは、素人のアイデア商法だと笑われバカにされた。「これは服ではない、おもちゃだ」とまで言われた。けれど、炎上すれば炎上するほど問い合わせが舞い込み、次第に売れていく
自分なりに意義を感じられないことはどうにも続かない。憧れ尊敬できる人の指示でないとすんなり受け入れられない。そんなわがままな僕が努力を継続しやすい環境をつくりたくて、起業の道を選んだ。自分たちが意義を感じられる商品やサービス、自分らしくいられる職場や気が合い尊敬できる仲間。簡単には上手くいかないことを自ら選び、その高い山に挑戦できる環境。わがままだと言われようが、変わっているねと言われようが、自分の価値観で、努力を継続できる選択肢を選び続けてきた
人の魅力の基礎は4つの要素でできている。「笑顔・挨拶・感謝・元気」
◆スキルの習得に大切なこと
・真似る
・アウトプットをする
◆マルチな能力を伸ばす5段階ステップ
(ジャングルジム型スキル)
1.まずできるようになる
2.凄くできるようになる
3.仕組みをつくり教育する
4.併走して大胆に任せる
5.新たなことをはじめる
組織としての共通の価値観や目指すべきベクトルが揃っている土台の上に広がる多様性は機能するし、組織の大きな魅力になる
夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ
—————————-
世の中には、なぜかすごい人を味方につけ、やったこともないビジネスで成功する人がいますが、本書には、その秘密が書かれています。
小さな会社でも、個人でも、社会を動かす大きな仕事はできる。
本書には、そのための心構えと考え方が書かれています。
ぜひ読んでみてください。
———————————————–
『なぜ、倒産寸前の水道屋がタピオカブームを仕掛け、アパレルでも売れたのか?』
関谷有三・著 フォレスト出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866801220
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08Y8LF6D4
———————————————–
◆目次◆
第1章 はじまりは倒産寸前の水道屋
第2章 飲食・アパレル業界での無謀な挑戦
第3章 やりたいことは全部やれ
第4章 今の時代に求められる人材
第5章 巻き込み、惹きつけろ
第6章 逆境を乗り越えろ
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。