【今年、前に進みたい人に。】
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本日ご紹介する一冊は、Clubhouseでニューヨークのジャズアーティスト、宮嶋みぎわさんと話している時に紹介された一冊。
宮嶋みぎわさんは、米ヴァンガード・ジャズ・オーケストラの副プロデューサーとして担当作品がグラミー賞にノミネートされた有名人です。
本書は、そのヴァンガード・ジャズ・オーケストラのリーダーであり、2009年にグラミー賞を受賞したダグラス・パーヴァイアンス氏が書いた自己啓発書で、2011年の発売以来、ロングセラーとなっている一冊です。
珍しく翻訳ではなく、2010年に著者が東京でのトークショーに来日した際、共著者の跡部徹氏が聞き役を務めてまとめたもののようです。
黒人社会の裕福ではない家庭で育った著者が、たまたまトロンボーンと出合ったことで世界的アーティスト、そして45年続くグラミー賞常連のジャズ・オーケストラのリーダーになった。
なぜそんなことが可能だったのか、著者は人生の岐路に立った時、どのように決断して成功に至ったのか。
自身の言葉で語られる「人生のチャンスをつかみとる47の方法」は、きっと読者にも成功のヒントを与えてくれるに違いありません。
2021年、新たな人生を歩みたいと思っている方に、おすすめの一冊です。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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「人生の最中に与えられる“チャレンジ”のうち、どれが『自分の力でなんとかできる』もので、どれが『自分の力ではどうしようもない』ものなのか、大切なのは、その“違いを見抜ける”ようになることだ」私は若いころにこの言葉を知り、この考え方に、つねに助けられてきました。違いを見抜けるようになることで、大きな出来事にも覚悟を決めて対峙できるようになり、“逃げる”以外の選択肢を自分の人生に持つことができるからです
居心地の良い場所では何も起こらない
居心地の良いところから一歩踏み出したところに、成長はある
人生では、絶対に失敗できない挑戦がある。この挑戦が成功すれば、社会で大きく認められる可能性がある。逆に、失敗してしまえば自分のキャリアが終わってしまうかもしれないほどの挑戦だ。そんなときは、こう考えてほしい。「だからこそ成長できる」と
身に余る大役でも、依頼側には勝算がある
今あなたが努力したり、挑戦していることは、3年後、5年後……将来の自分からきっと感謝される
人生は設計したとおりに進んでいくものではない。たまたま出会ったものが、やっているうちに楽しくなって、そのまま一生の仕事になることだってある。私の場合は、それがトロンボーンだった
一生の仕事を選ぶのなら、自らが能動的に、習得するために続ける決意をしなければならない。自分が向いているかどうかを考えるよりも、続けると覚悟を持って決心できるかどうかのほうが重要だ
扉を開けるのに重要なキーは、熱意だ
「恐怖」と「事実」を区別しよう
Progress not perfection.
(完璧じゃなくてもいいから、前進しよう)
組織には「使命」があり、それ自体がボスだ
歩み寄りのあるNOを使おう
どうしても、あなたが他人と比較したいのであれば、「努力の量」や「対象への情熱」などを比べるだけにしておくのがいいだろう
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天職を生きている著者ならではの、職業への愛にあふれた内容と文体。
ベースは優しいながらも、時折厳しく、読者の挑戦心を後押ししてくれます。
人がどうやって天職と出合うのか、どんな姿勢で仕事に臨めば幸運に恵まれるのか、働く上でのヒントが詰まった一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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『前に進む力』ダグラス・パーヴァイアンス、跡部徹・著
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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◆目次◆
まえがき(ダグラス・パーヴァイアンス)
第一章 コンフォートゾーンから一歩踏み出す
第二章 人生のチャンスをつかみとる
第三章 トラブルとピンチをのりこえる
第四章 組織づくりで大事にしたい7つの信条
第五章 チームがうまくいくコミュニケーション・7つのヒント
第六章 自分の人生を楽しむ
あとがき(跡部徹)
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