【1行で書け。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815608008
本日ご紹介する一冊は、大ベストセラー『1分で話せ』の著者であり、Yahoo!アカデミア学長、2021年4月から武蔵野大学アントレプレナー学部長に就任予定の、伊藤羊一さんによる新刊。
※参考:『1分で話せ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797395230/
普通に考えて、『1分で書け』かと思いましたが(笑)、タイトルは堅く『1行書くだけ日記』。
文字通り、1行書くだけでその日の見直しができる、お手軽な日記を推奨しています。
ものすごく凝った日記を期待すると、肩透かしを喰らいますが、自分と真剣に向き合いたい方には、良いヒントが書かれています。
さらりと読める本ではありますが、自分と向き合うことで、いろいろと気づきがある本だと思います。
1行日記に書くことは、
・やったこと
・それは、自分にとってどんな意味がある?
・そうか!
・やってみよう
という、シンプルなもの。ただ、毎日このフィードバックループを回すことで、着実に成長できる、そんな感じがします。
大学時代の担当教授が、<学習とは、フィードバックのことだ>と教えてくれましたが、『1行書くだけ日記』は、正にそのフィードバックを促進するためのツールです。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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日々の出来事から学ばなければ、死んだように生きることになる
人より成長が遅いのなら、同じ24時間以内で起こった出来事から、なるべく多くのことを学んで、自分を変えていかなければ、仕事で世の中に貢献することは一生できない
僕の夜の毎日のルーチンは、「日記」+「散歩」+「瞑想」です
長年仕事をする中で、仕事で成果を上げる人の共通点、もしくは、大学受験に成功するような学力をつける人の共通点として、「メタ認知力を持っているかどうか」と言うことがあるように感じます。「メタ認知」とは、「自分が認知していることを認知すること」という心理学の用語ですが、「自分自身をまるで外から見ているように客観視すること」と考えてもよいでしょう
過去を振り返ることによって、自分が何をすればいいのかということが自然と明確になっていきます
「これからがこれまでを決める」という言葉があります。もちろん過去に起こった出来事を変えることはできませんが、これから自分のつくっていく未来が、過去の出来事の意味合いを変えていくのだと思います
1行日記に「やったこと」を書いたら、今度はそれを読み返してみます。「振り返り」の時に大事なのは、「自分にとってそれはどんな意味がある?」(So What?)という問いです
ポイントは、その時の情景や自分の感情が思い出せるようなキーワードを入れておくこと
インプット→アウトプットよりも、アウトプット→振り返り→インプットという順番のほうが、圧倒的に成長スピードが速い
リーダーシップで必要なのは、「自分の譲れない想いを知る」こと
見て見ぬふりをやめて、「理想の高さ」に向き合う
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拍子抜けするほどサラッと読める本ですが、個人的にはこれからやるべきことを見つける、良いヒントになりました。(実際に見つかりました)
著者は、本書の126ページで「なぜ、僕は、50代でやるべきことを見つけられたのか」、その理由を書いていますが、やはり、未来のヒントは、過去にあるのでしょう。
過去を振り返ることで、未来が見つかる。
ぜひ、試してみてください。
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『1行書くだけ日記』伊藤羊一・著 SBクリエイティブ
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◆目次◆
第1章 なぜ、書いて振り返ると「自分がやるべきこと」が見えてくるのか
第2章 「1行日記」の書き方
第3章 1行日記で毎日を変える──仕事・学び・生活習慣
第4章 「振り返り」で自分を知る、未来の自分をつくる
第5章 「振り返り」でより成長するために
終 章 未来をつくるのは「今の自分」だ
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