【残念な1語を防ぐ。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413046080
本日ご紹介する一冊は、『その英語、ネイティブはカチンときます』をはじめ、英語関連の著作が累計400万部を超えている、デイビッド・セインさんの最新刊。
※参考:『その英語、ネイティブはカチンときます』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413042646/
日本語でも、助詞・助動詞でニュアンスが大きく変わるように、英語でも、相手を不快にしてしまう紛らわしい表現が存在します。
冒頭で紹介されている、
I checked the mail.
(メールを校正した)
I checked my mail.
(メールが来ているか確認した)
くらいならまだ誰にも迷惑を掛けないからいいですが、
That’s funny!
(面白いね!)
と言おうとして、
Very funny!
(ちっとも面白くない)
と言ってしまったら、もう大惨事です。
本書で紹介されている表現は、いずれも日本人がやっちゃいそうなものばかりで、転ばぬ先の杖として読んでおきたい。
それなりに英語は勉強しているつもりでしたが、正直、ここまで紛らわしい表現があるとは、驚きました。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
—————————-
「それは食べたことがある」と言おうとしてI’ve had it.だと「もううんざりだ!」に!
→正しくはI’ve had that.
「そうだよね」と言おうとしてI know that.だと「そんなの(言われなくても)知ってる」に!
→正しくはI know.
「お静かに!」と言おうとしてkeep quiet!だと「誰にも言うな!」に!
→正しくはBe quiet!
相手が言いたいことを聞く場合「あなたの(話の)要点は何?」と解釈し、What’s your point?が正解。これをWhat’s the point?言ってしまうと「それはどういう意味?」→「それに何の意味があるの?」→「やっても無駄だよ」などという挑発的なニュアンスに
「きみと行き違いになった」と言おうとしてI miss you.だと「きみが恋しい」に!
→正しくはI missed you.
「フロントで待ち合わせしよう」と言おうとしてLet’s meet at the front.だと「(ホテルの)前で待ち合わせよう」に!
→正しくはLet’s meet at the front desk.
「スペルは?」と言おうとしてWhat’s the spell?だと「呪文は何?」に!
→正しくはWhat’s the spelling?
「飲みに行かない?」と言おうとしてHow about drinking?だと「飲酒はどうですか? やってますか?」に!
→正しくはHow about a drink?
機内食で「チキンをお願いします」と言おうとしてI’d like a chicken.だと「1羽のニワトリをお願いします」に!
→正しくはI’d like chicken.
質問に対し「トムに答えたよ」と言おうとしてI answer to Tom.だと「トムは私の上司です」に!
→I answered Tom.
「弁当をなくした」と言おうとしてI lost my lunch.だと「吐いちゃった」に!
→正しくはI lost my lunchbox.
—————————-
発音がまずいと、こんなふうに受け取られるかも、と思える表現もあるので、気をつけたいですね。
英語は、上手にしゃべれる、しゃべれないというのも大事ですが、もっとも大事なのは、相手と良い関係を築くこと。
ちょっとした間違いで、相手を不快にさせないためにも、本書で紹介された「ありがちなミス」、チェックしておきたいですね。
これはぜひ、読んでみてください。
———————————————–
『英会話言わなきゃよかったこの単語』デイビッド・セイン・著 青春出版社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413046080
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08S6LTMKL
———————————————–
◆目次◆
1章 言わなきゃよかったこの単語
2章 「動詞ちがい」で意味がこんなに変わる!
3章 意外にキケンな「名詞」の勘違い
4章 「前置詞くらい」で大惨事!
5章 「助動詞」は知らずに使うと超キケン!
6章 「トリッキーな表現」に要注意!
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
お知らせはまだありません。