【疲れた時に。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815608741
本日ご紹介する一冊は、15万フォロワーの韓国人気エッセイスト、レディーダックさんによる、自己啓発的エッセイ集。
ビジネスパーソンは社会的動物ですから、社会に最適化するうちに、だんだん疲れてくるもの。
お客様に最適化したら、「自社」がないがしろにされるし、職場に最適化したら、「自分」がなくなる。
息抜きしたくなった時、エネルギーを補給したくなった時には、こんな本を読んでみるといいと思います。
同じ韓国のエッセイだと、キム・スヒョンさんの『私は私のままで生きることにした』の方が正直、読み応えがありますが、本書にも生き方のヒントがたくさん見つかります。
『私は私のままで生きることにした』キム・スヒョン・著
吉川南・訳 ワニブックス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/484709753X/
昨日ご紹介した、伊藤羊一さんの『1行書くだけ日記』にも、「振り返りを繰り返すことによって、過去と現在をつなげる線が見えるようになります。そして、その延長上に進むべき未来が見えてきます」という記述がありましたが、まさに本書は、未来に進むために自分を振り返る本。
※参考:『1行書くだけ日記』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815608008/
羅針盤なし、エネルギー不足で戦いに突入するのではなく、いったんこういう本で自分を見つめ直してから進んだ方が、結果的には早く先に進めます。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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時間を与えるということ。それぞれに必要な時間を十分に与えるということ。植物にとっても私たちにとっても必要なことかもしれない。
大切なものには「早く」ではなく「ゆっくり」が必要だ。だから私の人生、私たちの人生もゆっくりでなければいけないと思う。
過去に起こったことは私のせいではない。堂々としていればいいし、恥じる必要もない。誰もが完璧な家庭で育っているわけでもないし、完璧な恋愛だけをしているわけでもない。みんな似たような人生なのだと思うと、心が軽くなる。
悩みにもいろいろと大きさがあるけれど、小さな悩みは、何かを選択するときも選択したあとも、小さいけれど確かな幸せを与えてくれる。
照りつける太陽の光を浴びられなくても、高く生えることができなくても、それは決して悪いことではない。太陽の光を浴びてすくすくと育った木は人々に果実を与え、木陰も与えてあげられる素晴らしい生命だし、目立たないけれど、よく見れば誰かにとっての小さな道しるべになれるシャゼンソウも素晴らしい生命だ。私もシャゼンソウみたいな人になれたらいいな。誰かが道に迷ったときに羅針盤になってあげられるような、そんな人になりたいな。
次の休みには何があっても掃除をしよう。そうすれば心に積もっている荷物も減らすことができるから。とりあえず家よりも、私の心の中に空間が必要みたいだ。
カンナム(江南)に行く道はいつも混んでいる。すると、詰まっている車のあいだをひょいひょいとすり抜けていくバイクが1台。横を通り過ぎたかと思うと、もう目の前から消えていた。「ああ、私の人生もあんな風にささっと進めたらいいのにな」すると友人はこう言った。「危ないよ」確かに。物事にはすべて裏表がある。
100%信じてくれたから、100%がんばれる
贈りものとは使ったときに完成するもの
簡単なことから1つずつ
いつもの日々にあたりまえのことなんて1つもない
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土井は休み過ぎて、最近メチャクチャやる気になっていますが、それもすべて本書で言うように、「私に時間をあげることにした」から。
今のような時代には、時折立ち止まって自分を見つめ、方向を確認しながら進むという作業が必要なのだと思います。
ぜひ、チェックしてみてください。
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『私は私に時間をあげることにした』レディーダック・著
趙蘭水・訳 SBクリエイティブ
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815608741
<Kindleで購入する>
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◆目次◆
1章 いそがないことにした
2章 一緒に生きていくのだから
3章 もう戻れない日々
4章 心は雲のように浮かぶ
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