2021年1月22日

『新しい世界へ』安藤美冬・著 vol.5680

【「新しいこと」への恐怖を乗り越える方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334952240

本日ご紹介する一冊は、元祖ノマドワーカー、新しい働き方のパイオニアとして、「情熱大陸」でも紹介された安藤美冬さんの、ひさびさの新刊。

著者は、集英社で社長賞を獲得した後、ノマドワーカーとして独立し、「NHKスペシャル」「Mr.サンデー」「あさチャン!」など、数多くのメディアに出演、一世を風靡した方ですが、2017年、訳あってSNSをやめ、しばらく休息していたそうです。

最近はまた、YouTubeチャンネルを始めたり、音声配信プラットフォームのHimalayaで人生相談チャンネルを始めたり、活動を再開しているようですが、その間何があったのか、どんなことを考えていたのか、本書に詳細が書かれています。

人生100年時代になると、どんな人も一度はリセットを迫られると思いますが、いったん休んで、また情熱を呼び戻すのに何が必要か、本書は教えてくれます。

なかでも重要なメッセージは、本の帯にも書かれている、「こわいことほど、人生にブレイクスルーを起こす」というメッセージ。

著者自身が恐怖を乗り越えて独立したり、活動休止/再開をしている方であり、本書には、その恐怖の乗り越え方も書かれています。

自己啓発書とスピリチュアル本の中間ぐらいに位置する本ですが、どんな偉大な起業家も、みんなこの恐怖と戦っていることを思えば、無視できないテーマだと思います。

さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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「こわい」ほうを選ぶとき、決まって人生は、私の勇気と決断に微笑み返してくれた

そもそも、一度芽生えた情熱の火種を、なかったことにはできません。たとえうまくやりすごしたとしても、時の流れとともにそれが消えることは決してなく、やらなかった後悔に悩むか、何かの拍子に火種が再燃するだけです

おそれを手放し、こわいことをどんどん実行しているうちに、「こわいと思っていたけど、それほどでもなかった」「大丈夫、自分にはできる」と自信がついて、ますますポジティブなスパイラルへと入っていくことでしょう

おそれは否定すればするほど大きくなりますが、逆に認めると、急に小さくなっていく

苦手意識のあるものこそ、実はその人の隠れた才能や、まだ自分で発見していない強みだったりすることがある

自分のセルフイメージが低いと、理想の状態が訪れそうになっても素直に受け取れない

「無価値感」を感じたくないから、お願いする前から「断られるに違いない」と先んじて構えたり、最悪の結果を思い描いていたわけです。感じていたのは「無価値感」だったと分かれば、「なぜ、私は自分に価値がないと信じているんだろう」「どうしたら、自分の価値を認められるだろうか」と、さらにもう一歩踏み込んだ自己対話ができます

魅力的なチャンスは、必ずしもあなたにとって魅力的な人や理想的な出来事からのみ運ばれるわけではありません

◆おそれを手放す8つの方法
1.「こわいことリスト」をつくって、観念と思い込みを特定する
2.「こわいことリスト」を順番に実行する
3.感情のバランスが取れた人と会話する
4.おそれを身体で感じ切る
5.身体を動かす、ゆるめる
6.瞑想、マインドフルネスで心を落ち着かせる
7.「こうなったら嬉しい」にフォーカスする
8.祈りの力を味方につける

「なんとなく気になる」は未来からの情報

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『情熱大陸』出演時と比べ、快活さはなくなったものの、その分成熟して、思考が深まっている印象を受けました。

人生は長期戦なので、いったんリセットして復活した方の話は参考になりますね。

人生のフェーズの変わり目に直面している人、コロナ禍で変わらざるを得ない人、双方にオススメしたい、「新しい扉」の開き方です。

ぜひ、読んでみてください。

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『新しい世界へ』安藤美冬・著 光文社

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334952240

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08T5VBYM9

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◆目次◆

1.おそれの正体
2.おそれを活用する
3.本当に望んでいることを知ろう
4.おそれを手放すための具体的な方法
5.新しい世界へ

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