2021年1月28日

『思い込みを捨てて本当の人生を取り戻そう』 ゲイリー・ジョン・ビショップ・著 vol.5684

【全米200万部突破シリーズ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479932716X

本日ご紹介する一冊は、全米200万部突破シリーズ『あなたはあなたが使っている言葉でできている』著者の最新刊。

※参考:『あなたはあなたが使っている言葉でできている』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799323695/

オビには、「なぜかいつもネガティブに考えてしまう人のための未来志向のセルフコントロール術」と書かれていますが、要するにこれは、自己破壊行動を防ぎ、前向きな未来を拓くための本です。

著者が本書で主張するのは、われわれには「3つの思い込み」があり、それが人生を台なしにする、ということ。

3つの思い込みというのは、以下の3つのことです。

・自分自身
・他者
・人生

著者に言わせると、「自分の見た目やしゃべり方、暮らす場所、生き方は、どれも自分のイメージの投影で、同時に表の顔からかけ離れた本当の自分を隠すためのもの」。

本当の自分は違う思い込みを持っており、他人や人生はその思い込みが作り出すシステムだというのが、著者の弁です。

では、どうすれば、この思い込みを書き換え、克服できるのか。

本書には、そのためのヒントが書かれています。

さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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自分との対話が人生を決める

思考とは、これまでの流れを阻害する行為だ。人生の本物のブレイクスルーは、自分自身や出来事に対する自動的な反応、つまり「自動操縦モード」から抜け出してはじめて可能になる

ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーは言う。「思索の際に最も思索をうながすもの、それはまだ考えていないものだ」

あなたには緊張感が足りず、自分のポテンシャルに目覚めていない。自分を心から輝かせるものに気づかず、人生を価値あるものに変える何かとも触れ合えずにいる

飛び抜けた人生を送りたいと本気で思っているなら、いつもどおりのやり方を繰り返していてはいけない

無意識の底にこびりついた自分ルールが、あなたの人生の道行きを決めている。決めているのはがんばりでも、状況でも、ましてや運なんてものでもないのだ。幸運は、成功とは何かを自分で決められない人のためのものだ

私の言う「行動」とは、何かをする「ふり」じゃなく、本気で動くことだ

本当は状況が変わっているのに、ものの見方や対処の仕方、予測の仕方が変わっていないのだ

危険を冒さずに新しいことはできない

何かを追い求めるのではなく、自分を変える

他者に仕返しをしているヒマはない

誰でも成長し、今以上の賢さや強さ、安全を手に入れることはできる。しかし、思い込みの先へ行くことは決してできない

いつか手に入れたいと思っているのに追いかけたことがない、もしくは絶対に手に入りそうにないものを考えてみよう

未来を基準にした人生を志せば、もっと大きな何かに手を伸ばすことを求められ、そのために何か行動を起こす必要が出てくるだろう

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惰性で生きてしまう方や、劣等感を持っている方、つらい過去を持っている方には、とくに刺さる内容だと思います。

原題は、“STOP DOING THAT SH※T”ですから、現在の悪癖を断ち、未来を拓くためのヒント集といったところでしょうか。

哲学者、思想家たちの言葉を、現代風に言い換えるセンスに注目です。

ぜひ読んでみてください。

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『思い込みを捨てて本当の人生を取り戻そう』
ゲイリー・ジョン・ビショップ・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

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◆目次◆

PART1 あなたは変われる
PART2 無意識の「思い込み」
PART3 思考パターンを理解する
PART4 生き方を改める
PART5 人生の問題点を把握する
PART6 幻の真実を解き明かす
PART7 3つの思い込み
PART8 自分自身への思い込み
PART9 他者への思い込み
PART10 人生への思い込み
PART11 人生のすべてを受け入れる
PART12 本当の人生を取り戻す
PART13 さあ、未来に向かおう

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