【世界400万部突破の話題書】
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最近、Forbesで露出して新規の方が増えた影響か、Twitterで２、３名ほどネガティブなコメントをいただきましたが、こういう人って、大体フォロワー数が少なく、過去にもネガティブツイートをしていることがほとんどなんですよね。

中国の伝説の大金持ち、胡雪岩が言った、「船は水かさを上げれば上がる（＝周りを上げれば自分も上がる）」という原則、さらに商売は人を喜ばせた人が勝ち、という原則がわかっていない、とても残念なケースです。

本日はそんなネガティブな状況に陥っている方でも、人生で逆転できる強力な自己啓発書を紹介。

本日の一冊『生き抜くための12のルール』は、全世界50カ国で翻訳され、400万部以上が売れているという、大ベストセラー。

著者は、国連事務総長のアドバイザー、大手法律事務所のシニアパートナーのアドバイザーを務め、YouTubeでは１億4500万回視聴されたという、心理学者のジョーダン・ピーターソンさんです。

思想書であると同時に、残酷な人生を生き抜くための具体的な行動原則が示されており、じつに勉強になります。

困難に陥ったさまざまなクライアントの例をもとに、われわれがネガティブな状況からどうやって抜け出せばいいのか、自分の子どもや周囲をどうやって助ければいいのか、具体的な提案がなされています。

どんな困難に陥っても前向きに生きられる人になるために、どう考え、行動すればいいのか。

さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。

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戦いに敗れたロブスターは、たとえ善戦したにせよ、同じ相手とはもう二度と戦おうとしない。敵対心を示すことすらしなくなる。敗北の結果、ときには何日も自信を失う。それどころか、さらに深刻な結果につながりかねない。ひどい敗北を喫した場合、そのロブスターの脳は、いわば溶けてしまう。代わって、服従者の脳が育っていく

現在あなたは敗者かもしれない。そうでないかもしれない。たとえいま敗者だとしても、敗者のままでいる必要はないのだ。（中略）往々にして、状況は変化する。もしそのとき、敗北したロブスターと同じような姿でうなだれていれば、いっそう低い地位を与えられるだろう

助けるべき責任を負う「他者」として自分自身を扱うとは、言い換えれば、自分にとって本当に良いものは何かを考えることだ

人々は、いま手元にある道具で自分の世界を創造する。欠陥のある道具は、欠陥のある結果を生む。欠陥のある同じ道具を繰り返し使用していると、欠陥のある同じ結果が繰り返される

友情とは互恵 互恵待遇協定だ。世界をより悪い場所におとしめている人物なら、助けてやる道徳的な義務はない。真逆だ。物事をより良くしようとする人々を選ぶべきだろう

世界を批判する前に、自分の家のなかの秩序を完璧にしなさい

欲しいものを手に入れるよりも、自分の人生に意味を持たせることのほうが良い

自分を裏切ったり、真実ではない言葉を口にしたり、嘘を行動に移したりすると、性格が弱くなる。自分の人格をみずから弱める。人格が弱くなると、いずれ逆境になったとき、圧倒されてしまう

考えるためには、少なくとも脳内にふたりの人間が必要になる。もう一人の自分には、自由に反対意見を言わせるべきだ。思考とは、世界についての複数の観点から内部で対話することをさす

どんな階層も勝者と敗者を生み出す。勝者はもちろん階層を正当化し、敗者はそれを批判する傾向が強い。しかし、（１）価値のある目標を集団的に追求すれば、階層構造が生じざるを得ない

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若干回りくどい言い回しもありますが、12のルールどれをとっても勉強になりますし、本文中にも気づきを与えてくれる教えが満載です。

「優しいけれど、気が弱くて生きていけない」
「過去の傷から立ち直れないでいる」
「集団にうまく溶け込めない」
「敗北のショックから積極的な行動が取れなくなっている」

そんな方には、効果てきめん。

強く生きるための、具体的ヒントが見つかる、めちゃくちゃ良い本です。

ぜひ読んでみてください。

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『生き抜くための12のルール』ジョーダン・ピーターソン・著
中山宥・訳　朝日新聞出版

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◆目次◆

Rule 01　背筋を伸ばして、胸を張れ
Rule 02　「助けるべき他者」として自分自身を扱う
Rule 03　あなたの最善を願う人と友達になりなさい
Rule 04　自分を今日の誰かではなく、昨日の自分と比べなさい
Rule 05　疎ましい行動はわが子にさせない
Rule 06　世界を批判する前に家のなかの秩序を正す
Rule 07　その場しのぎの利益ではなく、意義深いことを追求する
Rule 08　真実を語ろう。少なくとも嘘はつかないことだ
Rule 09　あなたが知らないことを相手は知っているかもしれないと考えて耳を傾ける
Rule 10　正直に、そして正確に話す
Rule 11　スケートボードをしている子どもの邪魔をしてはいけない
Rule 12　道で猫に出会ったときは、撫でてやろう