【今年は要チェック】
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本日ご紹介する一冊は、毎年改訂される、この時期の定番商品、『会社四季報　業界地図2021年版』です。

10年連続売上No.1（全国大手書店各社調べ）、これまでの累計180万部となっています。

業界の好不調、注目企業などをまとめて俯瞰できる便利なデータ集ですが、今年は特に注目が集まりそうです。

新型コロナウイルスの恩恵を受けて浮上した業界、苦しくなった業界はどこなのか明確にわかる、そんな内容となっています。

毎回注目の「注目業界」に挙がったのは、「５Ｇ」「キャッシュレス」「ベンチャー・ＶＣ」「病院グループ」「テレワーク」「オンライン医療」「医療機器」「東京五輪・大阪万博」「ＡＩ」「次世代自動車」「MaaS」「リチウムイオン電池」「先端技術材料」「スキルシェア」「宇宙開発」「量子コンピューター」「サイバーセキュリティ」「オンライン教育」「eスポーツ」「自転車」「中食・宅配」など。

ローカルに注目が集まる今は、巻頭特集１の「全国47都道府県のトップ企業」も面白い。

新型コロナで各業界がどうなったか俯瞰できる「天気図一覧」も注目です。

株式投資をする人はもちろんですが、これから起業・転職する人にも、強力なヒントを与えてくれる内容となっています。

さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

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国内上場企業の従業員は生涯を通じて平均2.2億円を稼ぐ（22～59歳の合計、東洋経済推計）。総合商社などは５億円台だが、全体としてみれば、生涯給与３億円以上を得られる日本企業は200社に満たない

◆上場企業の平均年収ランキング（40歳推計年収）
１．Ｍ＆Aキャピタルパートナーズ　3,664万円
２．キーエンス　1,968万円
３．日本商業開発　1,875万円
４．ヒューリック　1,762万円
５．三菱商事　1,564万円
６．伊藤忠商事　1,517万円
７．日本Ｍ＆Ａセンター　1,478万円
８．ストライク　1,464万円
９．丸紅　1,404万円
10．住友商事　1,380万円

◆ベンチャー・ＶＣ　
日本のユニコーン企業（推定時価総額）
スマートニュース　1,241億円
グリーンプラネット　1,298億円
プリファード・ネットワークス　3,572億円
TRIPLE-1　1,032億円
リキッドグループ　1,209億円
ＴＢＭ　1,218億円
Spiber　1,007億円

◆テレワーク
グーグル
部門売上高9,595億円　日間会議参加者数１億人超（Meet、20年4月）
マイクロソフト
部門売上高4兆4,288億円　部門利益1兆7,452億円　日間利用者数7500万人（チームズ、20年4月）
ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ
売上高670億円　純利益27億円　日間会議参加者数３億人超（20年4月）

◆自転車
シマノ　部門売上高2,900億円　部門利益578億円（自転車部品事業）
台湾巨大機械工業　売上高2,284億円　営業利益170億円
美利達工業（メリダ）（台湾）　売上高1,016億円　営業利益61億円
あさひ　売上高598億円　営業利益40億円　店舗数480（20年6月）
ドコモ・バイクシェア　売上高20億円　営業利益▲1.9億円　保有台数10,500台（19年3月）

◆建設コンサルタント
Ｅ・Ｊホールディングス　売上高261億円　営業利益17億円
オリエンタルコンサルタンツホールディングス　売上高632億円　営業利益24億円

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数時間前、かつて通っていた飲食店の店員さんにバッタリ会ったのですが、お店は辞めて、今は病院関係に勤めているとのことでした。

やはり、現実とデータは連動していますね。

直近の日本経済のリアルを俯瞰するのに、ピッタリの今年の『業界地図』。

ぜひ読んでみてください。

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『会社四季報　業界地図2021年版』
東洋経済新報社・編　東洋経済新報社

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