【仕事が速くなります】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478109222
本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『アウトルック最速仕事術』の著者が放つ、待望の第2弾。
※参考:『アウトルック最速仕事術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478106770/
「達人は、マウスを使わずに仕事をする」というのはよく言われることですが、それをタイトルに持ってくるとは。センスが感じられる一冊です。
前作もそうでしたが、この著者がすごいのは、当該テーマを学ぶ必要性をアピールする時の説得力。
前回は、<アウトルックの導入企業では、エクセルやパワーポイントよりもはるかに多い「平均500時間/年間」をアウトルックだけに費やしています>だったわけですが、今回は働き方改革に引っ掛けて、こんな主張をしています。
<ホワイトカラーの働き方改革は「指の動き方改革」があってこそだ>
<企業の生産性とは、社員一人一人の1秒の積み重ねで決まります>
いやはや、説得力がありますね。
とはいえ、「これって単なるショートカットのやり方じゃないの?」と思った方もいますよね。ちょっと違うんです。
本書がすごいのは、「脱マウス」を実現するのに必要なのはショートカットキーの丸暗記ではなく、「キーボードのキー自体への理解」だとしているところなんです。
それぞれのキーの意味やファンクションがわかれば、ショートカットキーは自ずと覚えられて、仕事も速くなる。
確かにこの切り口は斬新ですね。
さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックして行きましょう。
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「ー」と「=」のように1つのキーが2層に分かれているときに、上側(2階)の記号の入力には[Shift]キーを使います。これを表しているのが[Shift]キーに付いている上矢印です
[Tab]キーでは、アプリが決めた順にカーソルあるいは選択が移動し、[Shift]+[Tab]キーを押すと、その逆の順に移動する
[Esc]キーで閉じる操作は、さまざまなアプリ、そしてウィンドウズで使えます。(中略)一方で、アプリ本体は[Esc]キーを押しても閉じません。ポップアップした画面だけを閉じる設計になっているので、間違って[Esc]キーを押してもアプリが終了する心配はありません
[変換]キーを使えばもっと簡単に「大盛」を「大森」に再変換できる
エクセルやワードで[Home]キーを押すと、その行の先頭に移動します
[Caps Lock]キー
このキーを押すと、半角英数で英大文字入力の状態になります
ウェブページ上のリンクを[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、リンク先のページが新しいタブで開きます
[Alt]キーは、アプリが表示する画面のボタンをキーボードで押したいときに使います
前面に表示するウィンドウやアプリを切り替えたいとき、マウス操作ではタスクバー上のアイコンをクリックします。これと同じことをキーで行います。まず[Alt]+[Tab]キーを押してください。そうすると起動中のウィンドウやアプリの画面のサムネイルが表示されます
エクスプローラーやブラウザーで、アドレスバーに表示されているアドレスやファイルのパスを選択したいときに使うのが[Alt]+[D]キーです。アドレスを上書きしたり、コピーしたいときに役に立ちます
頻繁に使用する語句を登録して、変換しやすくするには「単語の登録」画面を使います。この画面を呼び出すキーが[Ctrl]+[F7]です
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お恥ずかしながら、キーボードそのものの意味は、いつかきちんと学びたいと思いながら、学べていなかったので、本当にありがたい一冊です。
体系的に整理されていて、じつにわかりやすく、2週間程度で「脱マウス」を目指すステップも、合理的です。
また、巻頭付録として付いている「ショートカットキーMAP」を見れば、自分がわかっているショートカットキーとそうでないものが一目瞭然。見える化することで、学習課題が明確になるでしょう。
Windowsユーザー向け、かつ実践あるのみの本ですが、勉強になりました。
ぜひ読んでみてください。
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『脱マウス最速仕事術』
森新・著 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478109222/
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◆目次◆
はじめに
第1章 「脱マウス」だけで仕事の生産性が格段に上がる
第2章 「脱マウス」を目指すための4つのポイント
第3章 まずは、「単体系ショートカットキー」をおさえよう
第4章 [Ctrl][Windows][Alt] をマスターしよう
第5章 仕事にスピードが生まれる「左手系ショートカットキー」
第6章 「両手系ショートカットキー」で「脱マウス」を実現しよう
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