【ミリオンセラー８冊の出版ノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138405

本日ご紹介する一冊は、25年間でミリオンセラーを８冊実現したカリスマ編集者＆経営者、サンマーク出版・植木宣隆社長によるベストセラー考。

先日も、アスコムの柿内尚文さんが書いた『パン屋ではおにぎりを売れ』を紹介ばかりですが、これも必読の一冊です。

※参考：『パン屋ではおにぎりを売れ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761274999/

柿内さんの『パン屋ではおにぎりを売れ』がノウハウ寄りの本だとすれば、こちらは心構え寄りの本。

とはいいながら、その心構えが、確かに売れることと直結しているから面白いのです。

「誰よりも強く、ミリオンセラーを出したいと願っている編集者」がミリオンセラーを出すという話や、「けったいなもの」の中からベストセラーが生まれるという話、「無理のない成功はない」などの話が、過去のベストセラーエピソードとともに紹介されており、ワクワクしながら読みました。

「大ヒットする書籍に共通する５つの要素」に加え、他社のベストセラー本に関しても独自の視点で成功ポイントの解説がなされており、ヒットメーカーを目指す人は必読の一冊だと思います。

さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックして行きましょう。

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どんな誇大妄想をしても、誰も損しない

次のヒットは「けったいなもの」の中から

確かに付箋の数だけは、書籍一冊分になるという条件を満たしていました。ただ、肝心の内容が、私のイメージとまったく違っていたのです。もっといいものがあったはずなのです。彼は彼なりの基準で選んでくれたのかもしれませんが、やはり最初に「この数百冊のノートを凝縮して一冊にまとめ上げよう」と思った私とは、真剣度がまるで違っていました。編集者が100人いれば、100通りの本ができる、と知ったのは、このときです（中略）何より強烈に感じたのは、これぞと思った当人が本づくりをやり切ることこそが、作り手には一番大事だということでした。人任せではダメなのです

本を「生き物」ととらえて、その成長度合いにふさわしい手を打つ必要があります。そして勝負どころと見ると、リスクを取って仕掛けます

プロモーションに際しても重要なのは、限界意識を取り払うこと

どこかの二番煎じはやらない

柳の下に金魚を放て

大成功は、やはり全員の無理があってこそ

（船井幸雄）先生が口癖のようにおっしゃっていた「素直」「プラス発想」「勉強好き」という、成長のための三原則や、「ツキのある商品を伸ばし、ツキのある人と付き合いなさい」など、今でも瞬時に言葉が浮かんでくるほど、無意識のうちに影響を受けていた

エネルギーの伝播現象を口コミという

本のエネルギーを押しとどめられずに人に話してしまう

たとえ売れても、スキャンダル本は出さない

大ヒットする書籍に共通する５つの要素
１．驚きを生むタイトルになっている
２．心と体の癒し、健康に関わっている
３．それを読むことによって、読者自身が変われる
４．田舎でも売れる本になっている
５．女性に応援してもらえる本である

病人のお見舞いに持っていける本

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マーケティングに関しては、＜どんな本も「生き物」で、それぞれに成長段階があります＞＜その本の成長ステージに合った手を打とう＞と書かれていた部分に唸らされました。

ヒットの種を作る方法から、それを売り伸ばすための秘訣、マーケティングで成功するための組織づくりまで、バランス良く書かれた内容です。

商品開発者、マーケター、経営者、投資家に広くおすすめしたい一冊です。

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『思うことから、すべては始まる』
植木宣隆・著　サンマーク出版

＜Amazon.co.jpで購入する＞
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138405/

＜Kindleで購入する＞
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08B448Z8B/

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◆目次◆

第１章　限界意識を取り払う
第２章　エネルギーこそが人を動かす
第３章　「首から上」で仕事をするな
第４章　全員がヒットを生み出せる仕組み