【リモートワークで大切なこと。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4426126304
本日ご紹介する一冊は、日本オラクル(旧サン・マイクロシステムズ)のサポート・サービス部門に23年勤務し、アジアパシフィックのプロジェクトの日本代表として活躍、社長賞も受賞したことのある著者が、リモートワーク時代の働き方、コミュニケーション術を論じた一冊。
新型コロナウイルスの影響を受け、発売以来順調に売れているようで、内容的にも頷けます。
本書では、テレワークがうまくいくために必要な力を「3つの力」として体系化。各章でそれぞれの留意点を論じています。
テレワークがうまくいくために必要な3つの力とは、「セルフマネジメント力」、「マルチコミュニケーション力」、「成果の見せる化力」のこと。
なるほど、単純なようでいて、意識しないと実践できないことかもしれません。
自分を律して生産性を上げるための工夫、離れたところで信頼関係を醸成するコミュニケーション、成果を見せる工夫。
出社している時は意識しなくて良かったことが、リモートワークでは大事になってくるということを、著者の経験から語っており、じつに勉強になりました。
読者のみなさんがマネジャーであれば、現場で働く社員はこういう問題を抱えるという認識で読めば役に立つでしょう。
さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックしてみます。
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できれば、1時間から1時間半に1回は、立って歩いたり、休憩を取らないと、働きづめになることもあり、ワークとライフのバランスが崩れてしまいます
仕事相手からは見えないからこそ、自分を律する必要があります
いつでもどこでも、オンライン状態をつくることは難しいことなので、離れていても信頼してもらえるように、離れた相手にも働いていることをアピールしておくことも必要です。たとえば、かかってきた電話にその場で出られなかったとしても、すぐにかけなおす。電話に出られなかった理由を伝えるなど、一言伝えてから要件を受けましょう
ノンテレワーカーが会社にいるからといって、「資料探して」「○○さんいる?」などと、負担をかけてはいけません。「ちょっとのお願い」は他の人もしている可能性もあるわけです。ノンテレワーカーは、テレワーカーの小間使いではありません。ノンテレワーカーが不満をためると、職場の雰囲気が悪くなります。そして、顔が見えない分、その不満には気づきにくくなります
組織の中での、あなたの貢献ポイントを明確にしましょう
ルーティーンがあれば、仕事とプライベートを分けることができて、生活にメリハリが生まれます
仕事の「チェックポイント」を設ける
職場の仲間の状況を知って「お互い様文化」を醸成する
できる限り「数値化」すること
「1時間ごとの業務報告を出せ!」と言われても出せる準備をしておく
仕事の開始、午後一番、終業時間前など、報連相タイムを設定してもいい
特にオンラインの場合は、次のようなルールを共有しておくことがお勧めです。
・発言が重なると聞こえなくなるため、発言の前に名乗って許可をもらってから発言する
・反応が見えにくいので、うなずく、拍手、GOODポーズ、などのリアクションを返すようにする
・結論から伝えて、理由・根拠を添える
・多数決は最後の手段として、合意で決めていく
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リモートワークで話題になりがちなツールの話や技術的な話はほぼ入っていませんが、一番こじれがちな人間関係、コミュニケーション、生産性のところを語っており、これは売れている理由がよくわかります。
仕事術として役立つのはもちろんですが、これからのマネジメントのあり方を考える、良いきっかけにもなると思います。
ぜひ読んでみてください。
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『これからのテレワーク』片桐あい・著 自由国民社
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◆目次◆
第1章 テレワークのメリット・デメリットと求められる3つの力
第2章 テレワークで評価されるための5つのマインドセット
第3章 「セルフマネジメント力」を高める8つのポイント
第4章 「マルチコミュニケーション力」を高める6つのポイント
第5章 「成果の見せる化力」を高める6つのポイント
第6章 さらに成果を上げる「ビジネスコミュニケーションスキル」を高める7つのヒント
第7章 マネージャ必読! テレワークがうまくいくための5つの準備
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