【これでバッチリ】
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本日ご紹介する一冊は、日本経済新聞電子版や「lifehacker」（日本版）、Allaboutなどに連載してきたというファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏が、できるだけラクにお金を増やす方法を指南した一冊。

全体的に、ムダなお金を使わない節約のノウハウ、金融商品や詐欺師に騙されないノウハウ、賢く家を買うノウハウなど、「守り」の部分に紙幅が割かれている印象です。

長い人生では、攻めの時期と守りの時期が交互に来るものですが、本書は守りの時期に、お金を増やすノウハウを書いたものですね。

全部で88のマネーハック方法が書かれていますが、なかでも賢く買い物をするノウハウが優れています。

お金を使う気分にならないようビニール地のベリベリ財布を持つ、服を買う時は「見るターン」「選ぶターン」「買うターン」に分けて来店するなど、購買心理を押さえたユニークなノウハウが書かれていて、思わず笑ってしまいました。

個人的に、先日買ったブランド物の財布が３日で壊れたので、良いベリベリ財布があれば、本当に試そうかと考えています（笑）。

さっそく、本書の中から気になったポイントを赤ペンチェックして行きましょう。

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「相手はあなたからいくら儲けるのか」と発想してみる

リーマンショックのとき、日本の株価水準が回復するのには７年半くらいかかっています。その間に日本では3･11という未曾有の災害があって、アメリカの株価市場の回復より時間がかかっていますが「ビビってあわてて半値で売った人」は投資額の半額を失う結果を残し、「７年半待てた人」は何もせずに投資額はプラスマイナスゼロになり、それ以降は金融資産を増やしています

スマートフォンにアプリをインストールして記帳をすれば「端数合わせ」「小計や費目別計の計算」は完全に不要になります。紙のレシートはカメラで自動読み取りもできます。モバイルバンキングやＥＣサイト、クレカなどのアカウントを登録すると、利用履歴は自動記帳され、記帳の手間も大きく軽減されるのです

スマホは、紙のクーポンやポイントカードの束を持ち歩く制約、ＡＴＭで現金を下ろすという制約（電子マネーにモバイルバンキングからチャージすればいい）などからもあなたを解放してくれます

マネーハックの目線でいえば、あなたの買い物の水準を決定しているのは「あなた自身の意識」ではなく、「あなたの財布の値段」かもしれない

いっそのことビニール地のベリベリ財布にしてしまおう

「同じ商品なら、より安く買う」
「同じ満足度なら、より安い商品を選択する」

パンの支出は安く抑えてバターと醤油は高級品を買う

コスパを考える時、より重要なのは購入単価より１日あたりの単価

「これなら買い」の底値メモを作っておこう

【普通の買い方】
Ａ店「見る→気に入った→買う」
Ｂ店「見る→気に入った→買う」
Ｃ店「見る→気に入った→買う」

【マネーハック的な買い方】
「見るターン」Ａ店→Ｂ店→Ｃ店
「選ぶターン」スターバックス等のカフェ
「買うターン」Ｂ店（Ｂ店に欲しい商品があった場合）

コスパは「買う前」「買う瞬間」「買った後」の３つで判断する

マネーハック的には「手元に現金を残しておく」ことと「投資金額は最初は控えめにする」ことがもっとも重要

家は買ってよいが結婚してすぐには手を出すな

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資産運用ノウハウの部分は正直弱いですが、基本的なお金との付き合い方、節約術が優れた一冊です。

233ページに書かれている＜自分だけ「高度経済成長」を楽しむノウハウは、これから結婚する若い人は読んでおくといいでしょう。

ぜひチェックしてみてください。

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『マネーハック大全』山崎俊輔・著　フォレスト出版

＜Amazon.co.jpで購入する＞
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＜Kindleで購入する＞
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B081J2DGBF/

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◆目次◆

第１章　マネーハックの基本ルール
第２章　買い物のマネーハック
第３章　投資のマネーハック
第４章　スマホのマネーハック
第５章　人生の幸せ度を上げる裏ワザ的マネーハック
第６章　「老後2000万円問題」のマネーハック