【YouTubeで人気の和尚が説く、苦しまない生き方】
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本日ご紹介する一冊は、2020年3月2日現在、登録者数19万3千人を誇る人気YouTubeチャンネル、「大愚和尚の一問一答」の主宰者、大愚元勝さんによる、自己啓発書。
仏教の教えを、日々の悩みに即した形でわかりやすく解説しており、既にひと通り学んだ方にとっても、気づきの多い内容だと思います。
嫁・姑の関係が上手く行く「愛語」の教え、「勝友(しょうゆう)=優れた友」を持つことの大切さ、たくさんの人の協力が得られる「発菩提心(はつぼだいしん)」の心掛け、人間が幸せになるために大事な『大荘厳論(だいしょうごんろん)』の4つの要素、『相応部経典(そうおうぶきょうてん)』に書かれたお金の4分割法…。
実際の仕事やビジネス、人間関係全般に役立つ仏教の教えがまとめられており、仏教に詳しくない人でも「即」役に立つ内容です。
タイトルにある『苦しみの手放し方』は、ズバリ最後に結論が載っているので、本文で確認してみてください。
さっそく、気になるポイントをチェックして行きましょう。
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本人のいないところで人を褒めると、相手を魂のレベルで喜ばせることができる
人生を変えるほどの出会いを望むのであれば、まず、自分の心身を磨くことです。感性が磨かれたとき、「あなたにとって必要な人」「あなたの人生を変えてくれる人」が自然とあらわれるのです
人間の価値は、他人の見ていないところでの行動で決まる
ビジネスで大切なのは「お金」よりも「元気」
◆結果を出す人に共通している3つの姿勢
1.反常合道(はんじょうごうどう)
一見、常識に反するようなことをしているようで、実は理に適っていること
2.身語意平等(しんごいびょうどう)
自分の「思い」と、自分の発する「言葉」と、自分の「行動」が一致していること
3.要行即行(ようこうそっこう)、要坐即坐(ようざそくざ)
「行こう」と思ったらすぐに行く。「座ろう」と思ったらすぐ座る。ようするに、「行動を起こすまでのスピードが速い」
自分が儲かっていても、儲かっていなくても、「先に、他人に与える」「先に、他人の役に立つ」のが、仏教の教える富の方程式です
仏教では、財産を貯め込むことに執着して、自分にも他人にの使わない人を「愚者」、財産を得たら、自分でも使い、困っている人のためにも使う人を「智者」と定めています
医学的に解釈すれば、「本来の面目」とは、「自然治癒力」や「免疫力」のことです。そして禅宗では、「本来の面目」を発揮するために、「睡眠」を大切にしています
「使命感を持って、毎日を生きる」ことが、健康長寿の秘訣
彼に対する執着から脱却したいのなら、「忘れる努力をやめる」ことです。そして、新しい環境をつくる努力をすることです
「相手がどんな人生を送りたいのか」を理解し、その実現の助力となるのが配偶者の務め
疲れれば疲れるほど、刺激を与える。刺激を与えれば与えるほど、脳はさらに刺激に慣れ、より強い刺激を求めるようになる。すると、より強い刺激を提供するサービスや商品が生まれ、さらにエスカレートした需要と供給の悪循環が生まれる。これが現代の病です。坐禅は、こうした心身、脳の感覚麻痺を浄化し、治癒してくれる力を持っています
「出てきていないものを、退治する(克服する)ことはできない」(中略)『屏風の虎退治』の文脈にあるのは、「自分の中の問題は、その問題が起こったときに、解決をすればいい」ということ
お釈迦様の教えをひと言であらわすなら、「怠けるな」です。「人生を人任せにせず、怠ることなく、精進しなさい」
苦しみを手放して自由になること。「自由になる」とは由れる自分、つまり拠り所となる自分を育てること。これがお釈迦様がお亡くなりになる前に弟子たちに残した「自灯明」の教えです
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「人間関係」「お金」「仕事」「健康」「恋愛」「子育て」、あらゆる悩みに対応できると謳われていますが、まさにその通りだと思いました。
現代的な問題を丁寧に拾って、解決できるように指南しており、これなら若い人でも仏教に親しみを感じるのではないかと感じました。
ぜひ、読んでいただきたい一冊です。
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『苦しみの手放し方』大愚元勝・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
第1章 人間関係に苦しまない考え方
第2章 仕事の悩みとどう向き合えばいいのか
第3章 お金に惑わされない考え方
第4章 病気と健康をどうとらえたらいいのか
第5章 子どもや家族の悩みとどう向き合えばいいのか
第6章 恋愛や結婚の悩みとどう向き合えばいいのか
第7章 悩み、イライラ、ストレス、悲しみから逃れる
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