【心が軽くなる韓国のベストセラー】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447810865X
本日ご紹介する一冊は、韓国で25万部を突破したベストセラーエッセイ。
元ももクロの有安杏果さんが絶賛し、東方神起メンバーの愛読書でもあるという触れ込みですが、確かにこれは面白い。
日本同様、画一的価値観を押し付けられがち&ワーカホリックな韓国で疲弊した著者が、ちょっとリラックスした考え方を提案する、休日読むのにぴったりの内容です。
われわれを追い込むのは、仕事そのものではなく、じつは仕事に絡みついている価値観だったりする。
40歳を機に、「今日から必死に生きないようにしよう」と決めた著者が、ラクに生きるための考え方を提示しており、ハードワークの合間の清涼剤として有効です。
一生競い合うライバルだと思っていた土井の盟友2人は、38歳と45歳で世を去りましたが、人生に悩み、疲れた時には、立ち止まる勇気も必要です。
そうすることで、本当に大切なものに気づき、自分らしい生き方を肯定できることもあるからです。
BBM読者のみなさんは基本、働くことが好きな方が多いと思いますが、一度きりの人生、それだけじゃもったいない。
本書を読んで、ぜひ違う価値観に触れてみてください。
さっそく、気になる部分をチェックして行きましょう。
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そう、40歳はターニングポイントだ。そんな理由から、決心した。今日から必死に生きないようにしよう、と
必死に努力したからといって、必ずしも見返りがあるとは限らない。必死にやらなかったからといって、見返りがないわけでもない
これはつまり、好きでもない人を目の前にして「私、どうしてあなたのことを愛せないのかしら?」と悩むようなものだ。どんなに努力したって、愛せない時点でその人は恋愛対象じゃないのだ。仕事だって同じだと思う。やる気の根底には愛情がある
自分の人生なのに、自分の気持ちなのに、どうして他人の評価によって大丈夫だったり大丈夫じゃなかったりするんだろう?
これまでほしがってきたものは全部、他人が提示したものだった
人生にも「ストップロス」が必要だ。タイミングを逃すと、少しの損失ですむものが大損害になる
ああ、つまんない! 老人になってから遊ぶだなんて、たかが知れている
実は、ずっとキリギリスになりたかった。ビビってアリでいただけ
そもそも、「ひとりでいたい」なんていう気持ちは、結局誰かとつながっているから生まれる
“自分だけの人生”は、多くの失敗の上に出来上がる
目に見えることだけにしか気を配れない人間にはなりたくはない。内面も素敵じゃなくちゃ。それでこそ本当にカッコいい大人なのだから
もしかすると、もっとやらかすべきだったのかもしれない。たとえ下手こいたとしても
本当にやりたい仕事は“探す”のではなく“訪れる”ものなのだ
いつかはみんな会社を辞める
僕らの社会は正解が決まっている。その道を歩まない限り、後ろ指をさされる
思いっ切り夢見ることが許される世の中になってほしい。心からそう思う。そして何よりも、特別な夢なんかなくても幸せでいられる世の中であってほしい
よくわからない未来のためじゃなく、現在の自由のために稼ぐ
何かを失ったときは失ったことに気を取られて、何かを得ていることに気づかない。反対に、何かを得ようとするときは、それに集中するあまり失っていることに気づかない
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われわれは消費者でいる時、マーケティングの力で欲しくもないものを欲しいと思わされるものですが、それは働くことに関しても同じ。
良い学歴、良い企業、良い仕事、良い給料…。本当は欲しくないキャリアにしがみつくことで、人生をささげてしまうリスクはないでしょうか?
他人の価値基準に振り回されているうちは、人は決して幸せにはなれません。
本書は、働くことを根本から見直すことのできる、興味深いエッセイです。
ぜひ、読んでみてください。
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『あやうく一生懸命生きるところだった』
ハ・ワン・文・イラスト 岡崎暢子・訳 ダイヤモンド社
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◆目次◆
プロローグ 今日から、必死に生きないと決めた
第1章 こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない
第2章 一度くらいは思いのままに
第3章 生きていくって、たいしたことじゃない
第4章 あやうく一生懸命生きるところだった
エピローグ さよなら、一生懸命の人生
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