【逆転発想のビジネスモデル。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4909044221
インターネットが得意とするのは、バラついたものを「集める」こと。
さまざまな地域から同じ趣味を持つ人を集めたり、まとまった数が調達できないレアな物を集めたり…。
これによって、インターネット以前なら実現できなかったさまざまなビジネスモデルが登場しています。
本日ご紹介する一冊は、来店時間を「集中させる」ことで、「社員の働きやすさ」と「会社の利益」の両方を実現してしまった奇跡の定食屋「佰食屋(ひゃくしょくや)」のビジネスモデルを紹介した、注目の一冊。
「業績至上主義」に違和感を抱いた著者が創った「100食限定」のビジネスモデルと、それがなぜ上手く行くのか、どう「スケール」するのか、逆転の発想から生まれた興味深いビジネスモデルの詳細が示されています。
たった10坪、14席。ステーキ丼をはじめ、メニューは3つのみという設定で始め、いまでは年商1億円超、従業員は30名。みんな自由に、幸せに働いている様子が伝わってきます。
営業時間3時間半、14時30分には店じまい。百貨店と給与が変わらないのに5時間も早く帰れるのはなぜなのか。
さっそく、気になるポイントをチェックして行きましょう。
———————————————–
そもそも就業時間内に利益を出せない商品とか企画ってダメじゃないですか?
100食以上売ったら、たくさん来られたお客様をずっとおもてなしし続けなければなりません。それでは、気持ちの余裕がなくなります。夜に営業したら勤務時間が長くなります。そのわりに、そこまで大きな儲けは得られません
仕事が終わって帰るとき、外が明るいと、それだけでなんだか嬉しい気持ちになりませんか? そんな気持ちを、従業員のみんなにも味わってほしい
本当にいいものを、必要な数だけつくって、売る
◆100食限定というビジネスモデルが生み出したもの
メリット1「早く帰れる」退勤時間は夕方17時台
メリット2「フードロスほぼゼロ化」で経費削減
メリット3「経営が究極に簡単になる」カギは圧倒的な商品力
メリット4「どんな人も即戦力になる」やる気に溢れている人なんていらない
メリット5「売上至上主義からの解放」よりやさしい働き方へ
「早く帰れる」はお金と同じくらい魅力的なインセンティブ
人生の幸せがなにで決まるか。わたしがいちばん大切だと考えているのは「自己決定権」です。就業時間も、働き方も、自分で決める。やる仕事も、役職も、そして、仕事の後の時間をなにに使うかも、自分が決められる。それこそが、納得のいく幸せな人生だと思うのです
3店舗とも「冷凍庫がない」
◆佰食屋流 商品・店舗開発の4つの条件
1.月に1回、自分がその金額を出してでも行きたいお店かどうか
2.家庭で再現できないもの
3.大手チェーンに参入されにくいもの
4.みんなのごちそうであること
どうしても一人少ない日は売上も一人分減らせばいい
◆佰食屋が考えるよい立地条件
・近くに大規模な集客施設があること
・人や車が通るルートがあること
・公共交通機関から徒歩10分圏内にあること
広報戦略を考えるうえでもっとも大切なのが、商品やサービスの特長を「わかりやすいキーワード」にしてあげることです。佰食屋を例にすると、「100食限定」「コスパのよさ」「ダイバーシティ」「フードロス」「女性活躍」……
「誰かいい人はいないのか?」の前に「うちはいい会社なのか?」と考える
働き方そのものをフランチャイズ化
———————————————–
本書の後半に出てくる、「働き方のフランチャイズ」という発想が、じつに面白い。
この佰食屋がすごいのは、「100食限定の小さな定食屋」でありながら、ビジネス的にスケールする可能性を秘めているということ。
「売上至上主義」ではできない、新たな豊かさを生む、画期的ビジネスモデルですね。
ぜひ読んでみてください。
インターネットが得意とするのは、バラついたものを「集める」こと。
さまざまな地域から同じ趣味を持つ人を集めたり、まとまった数が調達できないレアな物を集めたり…。
これによって、インターネット以前なら実現できなかったさまざまなビジネスモデルが登場しています。
本日ご紹介する一冊は、来店時間を「集中させる」ことで、「社員の働きやすさ」と「会社の利益」の両方を実現してしまった奇跡の定食屋「佰食屋(ひゃくしょくや)」のビジネスモデルを紹介した、注目の一冊。
「業績至上主義」に違和感を抱いた著者が創った「100食限定」のビジネスモデルと、それがなぜ上手く行くのか、どう「スケール」するのか、逆転の発想から生まれた興味深いビジネスモデルの詳細が示されています。
たった10坪、14席。ステーキ丼をはじめ、メニューは3つのみという設定で始め、いまでは年商1億円超、従業員は30名。みんな自由に、幸せに働いている様子が伝わってきます。
営業時間3時間半、14時30分には店じまい。百貨店と給与が変わらないのに5時間も早く帰れるのはなぜなのか。
さっそく、気になるポイントをチェックして行きましょう。
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そもそも就業時間内に利益を出せない商品とか企画ってダメじゃないですか?
100食以上売ったら、たくさん来られたお客様をずっとおもてなしし続けなければなりません。それでは、気持ちの余裕がなくなります。夜に営業したら勤務時間が長くなります。そのわりに、そこまで大きな儲けは得られません
仕事が終わって帰るとき、外が明るいと、それだけでなんだか嬉しい気持ちになりませんか? そんな気持ちを、従業員のみんなにも味わってほしい
本当にいいものを、必要な数だけつくって、売る
◆100食限定というビジネスモデルが生み出したもの
メリット1「早く帰れる」退勤時間は夕方17時台
メリット2「フードロスほぼゼロ化」で経費削減
メリット3「経営が究極に簡単になる」カギは圧倒的な商品力
メリット4「どんな人も即戦力になる」やる気に溢れている人なんていらない
メリット5「売上至上主義からの解放」よりやさしい働き方へ
「早く帰れる」はお金と同じくらい魅力的なインセンティブ
人生の幸せがなにで決まるか。わたしがいちばん大切だと考えているのは「自己決定権」です。就業時間も、働き方も、自分で決める。やる仕事も、役職も、そして、仕事の後の時間をなにに使うかも、自分が決められる。それこそが、納得のいく幸せな人生だと思うのです
3店舗とも「冷凍庫がない」
◆佰食屋流 商品・店舗開発の4つの条件
1.月に1回、自分がその金額を出してでも行きたいお店かどうか
2.家庭で再現できないもの
3.大手チェーンに参入されにくいもの
4.みんなのごちそうであること
どうしても一人少ない日は売上も一人分減らせばいい
◆佰食屋が考えるよい立地条件
・近くに大規模な集客施設があること
・人や車が通るルートがあること
・公共交通機関から徒歩10分圏内にあること
広報戦略を考えるうえでもっとも大切なのが、商品やサービスの特長を「わかりやすいキーワード」にしてあげることです。佰食屋を例にすると、「100食限定」「コスパのよさ」「ダイバーシティ」「フードロス」「女性活躍」……
「誰かいい人はいないのか?」の前に「うちはいい会社なのか?」と考える
働き方そのものをフランチャイズ化
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本書の後半に出てくる、「働き方のフランチャイズ」という発想が、じつに面白い。
この佰食屋がすごいのは、「100食限定の小さな定食屋」でありながら、ビジネス的にスケールする可能性を秘めているということ。
「売上至上主義」ではできない、新たな豊かさを生む、画期的ビジネスモデルですね。
ぜひ読んでみてください。
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『売上を、減らそう。』中村朱美・著 ライツ社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4909044221/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07SGWHDCT/
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◆目次◆
第1章 超ホワイト企業「佰食屋」はどのようにして生まれたのか
第2章 100食という「制約」が生んだ5つのすごいメリット
第3章 佰食屋の労働とお金のリアルな実態
第4章 売上を目標にしない企業は、社員になにを課しているのか?
第5章 佰食屋1/2働き方のフランチャイズへ
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