【『チーズはどこへ消えた?』待望の続編】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594081657
本日ご紹介する一冊は、出版して5年経たずに2100万部売れたという、有名なビジネス寓話『チーズはどこへ消えた?』の待望の続編。
※参考:『チーズはどこへ消えた?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07MCGDS7C/
著者のスペンサー・ジョンソン氏は、2017年に亡くなっているので、これが遺作ということになります。
『チーズはどこへ消えた?』が発刊された2000年当時のことを知らない方のために説明すると、当時は長く続いた終身雇用制の終焉が話題になっていた時代で、人々は、これまで通り頑張っても食っていけないという将来不安を抱え、チーズがなくなったら即座に行動するネズミたちの行動にヒントを求めたのでした。
物語に登場したのは、迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。ネズミが本能のままにすぐさま新しいチーズを求めて飛び出す一方で、小人たちはチーズが戻ってくるかもしれないと無駄な期待をかけ続ける。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心をするのでした。
このベストセラーが出されてから19年が経ち、変化に対応したアメリカは大きく伸びましたが、残念ながらいまだ日本人は迷路のなかでもがき苦しんでいます。状況はむしろ悪化していると言っていいでしょう。
本日ご紹介する続編は、この迷路から脱出し、外へ向かうための考え方を説いた、自己啓発書です。
さっそく、ポイントをチェックして行きましょう。
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従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
小人はまだ小さな塊を差しだしている。ヘムは首を振った。
「何か知らないけど、食べることはできない。食べるのはチーズだけだ」
ヘムはがっかりして、また横になった。しばらくして、小人が何か言うのがぼんやり聞こえた。
「あなたは自分が思っているよりずっと多くのことができるのよ」
だが、ヘムはもう寝入っていた。
「私が言いたかったのは、壁に穴をあけたら本当にもっとチーズが
みつかるかってことなの」
信念とは、自分が真実だと信じる考えのことである
彼の信念こそが彼を囚人にしたのだ!
古い信念はあなたを囚人にしかねない
あなたの足を引っぱる信念がある
あなたを向上させる信念もある
あなたは考えを変えることができる
新しい信念を選びとることができる
あなたとあなたの信念はイコールではない
あなたは自分の信念を選ぶことができる
もし可能だと確信したら、あなたは何をする?
あなたが信じられることに限界はない
自分が考えたことをすべて信じる必要はない
「ぼくは新しいチーズをみつけなければならない。さもなければ、死んでしまう──と書いてある。でも、僕は代わりにリンゴを見つけて食べた、それでも死ななかった」
一つはっきり言えることは、ここの空気のほうがずっと甘美だということだ!
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人間が行き詰まる時というのは、大抵、手持ちの選択肢では未来が開かれない時だと思いますが、本書は、その選択肢を大きく増やす考え方を提唱しています。
あまりに時流とマッチしていた前作と比べると、そこまで話題性があるかというと、正直「?」ですが、それでも読む価値はあると思います。
ぜひ、チェックしてみてください。
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『迷路の外には何がある?』スペンサー・ジョンソン・著 扶桑社
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◆目次◆
※特にないので省略します
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