【プレゼンで聴いてもらえる「言い回し」とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046040505
以前、BBMで『会議でスマートに見せる100の方法』という翻訳書をご紹介しました。
※参考:『会議でスマートに見せる100の方法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152096578/
これは、会議で自分を頭良さそうに見せるために、どんなトークやゼスチャーをすればいいか、ヤフー、グーグルで働いた著者がマニュアル化したもの。
<ホワイトボードにキーワードをいくつか書く>
<それがなんであれ「スケールする?」と聞く>
<自分が関わっていないことでも「私たち」と言う>
<「それは正しい質問かな?」と逆質問する>
要するにハッタリなのですが(笑)、確かに試したら一定の効果が出そうですし、型がないよりはあった方が、慣れるまではいいと思います。
本日ご紹介する一冊は、この『会議でスマートに見せる100の方法』の日本版とも言うべき一冊。
著者は、コクヨ株式会社ワークスタイルコンサルタントの下地寛也さんです。
「一緒に世界一を目指しましょう」
より、
「一緒にグーグルをやっつけましょう!」
が効くなど、興味深い『プレゼンの語彙力』が紹介されています。
さっそく、ポイントを見て行きましょう。
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×<このサービスを世界一に育てましょう>
○<グーグルを一緒にやっつけましょう!>
<これこそ○○革命なんです>
×<この電子レンジはかなり優れています>
○<これはまさに電子レンジ業界の王様ですね>
×<料理を大皿で提供するといいんです>
○<これを「大皿料理の法則」と名づけました>
<私がこのアイデアを思いついたのは25年前なんです>
<私の話に騙されないように聞いてくださいね>
<このページは、それほど重要ではないので飛ばします>
<最後に腑に落ちるようにするので、まだわからなくて結構です>
<私はこう思うんです。○○は○○であるべきだと>
<もったいぶらずに結論から言いましょう>
<ちょっと種明かしをしますと秘密は……>
<ユーザーの不満のトップ10は……>
<最低3ヶ月かかる内容を今日はポイントだけ30分で伝えます>
<こちらの安い方で機能は充分です>
<今日、別に買ってもらわなくてもいいんです>
<計算すると10秒に1個売れていることになります>
<ここ5年間で実は○倍もの数になっているんです>
<今の延長線上には○○はないはずです>
<ドラッカーも、こう言っています>
<ベストな方法がないときでも、ベターな方法を試すべきです>
<大切なことなので、ホワイトボードに書いておきますね>
<本気で取り組めない人にはお勧めできません>
<他の商品は使わなくなりました>
<習慣になるまで続けられるかが勝負です>
<結局、早く始めた人が勝つんです>
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著者は講演をする人なのに、ネタバレして大丈夫なのかと一瞬心配になりますが、あざといテクニックがいくつも紹介されており、笑いながら一気に読み進めてしまいました。
とくに、<今日、別に買ってもらわなくてもいいんです>は吹きましたね(笑)。
あまり露骨に使うと、本書を読んだ人からツッコミを受けそうですが、段取りを伝える言い方など、上手にマネすれば有用な本だと思います。
ぜひ、読んでみてください。
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『プレゼンの語彙力』下地寛也・著 たかだべあ・絵 KADOKAWA
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046040505/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07NH7ZVR9/
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◆目次◆
第1章 「自信を示す」言い回し
第2章 「興味を引く」言い回し
第3章 「驚きを与える」言い回し
第4章 「納得感を高める」言い回し
第5章 「信頼させる」言い回し
第6章 「共感を得る」言い回し
第7章 「決断を促す」言い回し
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