【個人がこれから勝つ技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046022493
世の中には、個人・企業に即・利益をもたらす学術理論が存在しますが、なぜかその多くは活用されていません。
昔、アマゾンに在籍していた経験から言えば、アマゾンはじめ、GAFAと呼ばれる4企業は、いずれも学術理論を実践に活かして成功した企業だと言えるでしょう。
行動経済学や意思決定論、モジュール化、ネットワーク理論など、彼らが使っている原理は数多くありますが、なかでも個人・中小企業が使えるのは、ネットワークの理論でしょう。
本日ご紹介する一冊は、ハーバード大学招待講師であり、アンドレウ・ハギウ教授との共著『プラットフォーム戦略』著者としても知られる平野敦士カール氏が、個人のためのプラットフォーム戦略を提唱した一冊。
今は、オンラインサロンやブログ、SNS、アフィリエイトなどで個人が稼げるチャンスが広がっていますが、より効果的に稼ぐには、やはりこのネットワーク理論を押さえておきたいところ。
本書では、アメリカのビジネススクールで教えているネットワークの理論を総まとめにして、実践で使えるように解説しているので、個人や中小企業が即・使える内容となっています。
なかでも、プラットフォームに自己増殖機能を加えるための4原則は、ぜひ押さえておきたいところです。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
———————————————–
これまでは「国家による経済圏」「企業による経済圏」しかなかったところに「個人による経済圏」が誕生しつつあるのです。そうした時代のなかで「マイプラットフォーム」を確立していくことこそ、「人生百年時代」における最強の戦略である──
もしあなたがブリッジというポジション(位置)にいれば、それだけであなたはあなたの会社にとって欠くことのできない人になる
確実に訪れるだろう未来は、サービス業はもちろんのこと、製造業も含めたあらゆる産業が、「顧客の会員化」へと進んでいく、ということ
性別や年齢など個人が生まれもった先天的な要因や、その後の学歴や職歴や経験などの後天的な要因よりも、その人のもつ他人との関係性すなわちネットワークが、その人の行動などに大きな影響を与える要因になる
「いつもはそれほど密接につながっていない知人」のほうが、はるかに転職に有用な情報を提供してくれる
「空隙が大きい」ネットワークのほうが同じコストでさまざまな情報を得られる、とバートは議論しました
◆「ネットワーク中心性」を決める要素
1.次数中心性(ノード(点)のもつエッジ(辺)の多さ)
2.近接中心性(効率よく最大多数の人に接触できる人)
3.媒介中心性(人と人をつなぎ合わせる力)
4.固有値ベクトル中心性(多くの友人をもっている人とつながっているか)
◆成功するプラットフォームの三条件
1.フリクションをなくす存在になっているか
2.「場」の自己増殖機能が活発か
3.クオリティコントロールがなされているか
◆自己増殖機能を実装するための4つの重要な考え方
1.サイドスイッチング(他人の投稿を見る人が、自分でも投稿できる)
2.フリクションレスエントリー(画像や短文など、誰もが簡単に投稿できる)
3.最適なマッチングアルゴリズム構築
4.参加グループのバランス
プラットフォーマーは他の人とアライアンス(提携)してこそ、大きくなる
———————————————–
昔、勝間和代さんが書いた本のサブタイトルで「自分をグーグル化する方法」というのがありましたが、本書は、いわば「自分をGAFA化する方法」。
周囲があなたを避けて通れなくするには、どうすればいいか。どうやったらゼロから強固なネットワークを作り、お金に変えられるか。
「個人が稼ぐ時代」のヒントがびっしり詰まった一冊です。
ぜひ読んでみてください。
———————————————–
『世界のトップスクールだけで教えられている最強の人脈術』
平野敦士カール・著 KADOKAWA
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046022493/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07HMHJHPK/
———————————————–
◆目次◆
第1章 なぜ人脈がお金よりも資産になるのか
第2章 これが世界標準のネットワーク理論だ
第3章 プラットフォーム戦略という最強の武器
第4章 理論から実践へーー7つのケーススタディ
第5章 超実践「マイプラットフォーム」のつくり方
終 章 日本の硬直したネットワークを打ち破ろう
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。