2018年8月1日

『モノを元に戻す技術』ドミニック・ローホー・著 笹根由恵・訳 vol.5084

【ドミニック・ローホー待望の新刊!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046023457

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『シンプルに生きる』の著者であり、著作の合計が世界250万部を超えるベストセラー作家、ドミニック・ローホーさんによる、待望の新刊。

※参考:『シンプルに生きる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344018559/

こんまりさん曰く、「定位置を決める。使ったあとは定位置に戻す」をやれば、決して散らからないわけですが、そのためには『モノを元に戻す技術』が必要です。

※参考:『人生がときめく片づけの魔法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763131206/

本書では、片づけの心構えと基本ルール、そしてモノの置き場所を決めて戻すためのルールが書かれています。

こうして見ると、片づけは物理的なルールなわけですが、これが守れないために、みなさん多くの時間とエネルギーをムダにしているんですよね。

ビジネスパーソンの時間の多くは、「モノを探す」ことに費やされているそうですが、使われているのは時間だけではありません。

一喜一憂するエネルギーもムダになっているのです。

毎日の貴重な時間とエネルギーをムダにしないためにも、ぜひ学びたい片づけの法則。

さっそく、いくつかポイントを見て行きましょう。

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片づいた部屋にいると、自分を尊重できる

片づけるとは、モノを将来使いやすくすることだよ。
(日本人の祖父から孫へのアドバイス)

散らかった空間で暮らしているといつも何かを探さなければならず、そのたびに、東洋の概念では時に「生きるために必要なエネルギー」とも言われる自分の「気」を少しずつ吸いとられるのです。それは時間のムダであり、お金のムダでもあります

現代の科学技術のせいで、私たちはていねいに生きること、つまり何をなすにもそれぞれ一つに集中することを忘れてしまっています

私たちの行動を妨げるのは疲労です。モノが山積みで散らかった部屋に住んでいると、マニキュアが剥がれているのに気づいたらすぐに除光液とコットンを探しに行ったり、バースデーカードを見つけるために引き出しをあさったりするといった日常のささいなことが、どれもうんざりすることのように感じられます

私たちは誰のために、これほど高い場所代を払っているのでしょう?私たち自身のためでしょうか? それとも私たちが所有するモノのためでしょうか?

大規模な自然災害や大事故、緊急事態が起こったとき、散らかった部屋にいては助かる見込みはありません

家族のことを真剣に考えると、一人で暮らしているわけではないのに自分のまわりを散らかすことは、家族に対する敬意が欠けているということだと理解できるでしょう

捨てることは情熱にもなりうる

自分が持っている一つひとつのモノを愛し、尊重してください。袋の中や整理箱の奥に、モノを不幸なものとして寝かせておくことはもうやめましょう

ほんとうの思い出をしまっておくところは、頭のなかである。
(モニーク・ド・グラモン)

幸福とは、自分が持っているものを欲し続けることである。
(聖アウグスティヌス)

モノは使う場所に置くこと

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文章もいいですし、内容もいいのですが、問題は、明らかに他の片づけのプロのノウハウ、言葉を引用しているのに、参考文献も引用元も示されていない点。

<「大がかりな片づけ」をすることはお祭りのようなもの>とか、<立てて収納する>とか、これは完全にこんまりさんの言葉ですもんね。

良い内容だっただけに、とても残念です。

参考文献を付けて、再版することを期待しています。

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『モノを元に戻す技術』ドミニック・ローホー・著
笹根由恵・訳 KADOKAWA

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◆目次◆

はじめに あなたのクローゼットを見せて。あなたがどういう人か言ってみよう
1 片づいた部屋にいると、自分を尊重できる
2 選別するための準備
3 誰にとっても役立つシンプルな収納用品
4 行動動線のルール、近くに置くというルール
5 試行錯誤の先に、よりよい暮らしが待っている
結び 結局のところ、片づけは何の役に立つのか?

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