2018年4月17日

『週40時間の自由をつくる超時間術』DaiGo・著 vol.5012

【メンタリストDaiGoが語る時間術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788914727

本日ご紹介する一冊は、メンタリストDaiGoさんが書いた、時間術の本です。

多忙を極めるスケジュールの中、テレビ出演から講演・執筆までこなすDaiGoさんですから、当然時間術もすごいと思われますが、本書で紹介しているのは、読者の生産性を高めるための心理学。

発売されるやいなや、2018年4月11日発表のランキングでは、ビジネス書で5位に入っています(日販調べ)。

日本人の生産性の低さはよく知られていますが、その原因はひょっとしたらストレスなどの精神的なものかもしれない。

本書を読んで、そんな気づきが得られました。

本書によると、いくつもの目標や欲望がぶつかりあう状態(=ゴールコンフリクト)の時、われわれは時間に追われているかのような錯覚にとらわれるようです。

また、このゴールコンフリクトが大きい人ほど自制心が効かなくなってしまう、という問題も確認されているそうです。

本書では、このようなコンフリクトを軽減し、ストレスなく仕事をするためのコツをわかりやすくまとめています。

さっそく、本書のポイントをいくつかご紹介しましょう。

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日本人の労働時間は減り続けている

ポーランドのワルシャワ大学が行なった研究によれば、「忙しい」と口に出すたびに、あなたの意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなる

アメリカの有名な求人企業が行なった調査によれば、およそ3分の2のビジネスマンが、1日に平均1時間は仕事と無関係な作業をしていることが明らかになりました。消えた時間の大半は、SNSやYouTubeのチェック、Amazonの検索などに費やされていたそうです

大事なのは作業量よりも生産性

なにか大きな成果を出すためには、目的に向かって行動を絞り込む必要があります。「やるべきことが多すぎる」と弱音を吐いている時点で、本当に必要なことを選択できていない

権力は「自分は時間をコントロールしている」という感覚を生み出すため、それだけ心に余裕が発生し、まるで時間が増えたかのような気持ちになっていく

時間ではなく「行動」で自己管理をする

「今日は執筆を3本と瞑想を1時間する」といったように、最低限のやるべきことを決めたら、あとは時計を見ずにひたすら作業に取り組む。このようなスタイルで仕事をすると、いま目の前のことに集中するしかなくなります

「ある作業から別の作業へ何度も注意を切り替えると、そのたびに時間に対するプレッシャーは増える」(社会学者ジョン・ロビンソン博士)

人間の脳は時間の感覚を切り替えるのが苦手なので、短期と長期の作業を交互に行なうと、やはりうまく情報を処理しきれなくなり、「時間汚染」が起こってしまいます

学生に「不安になったら『興奮してきた!』と叫んでみてください」と指示したところ、なんとカラオケやスピーチの評価が17%上がり、数学テストの成績は22%も良くなった

他人のために時間を使った人は「この先やりたいことがなんでもできそう」や「残された時間がたくさんある」と答える確率が激増。最大で2倍も時間の感覚が伸びた

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最近出ているマインドフルネス関連の本とも重複する内容ですが、「時間に追われる感覚」をなくすには、効果がありそうです。

また、日常のちょっとしたストレスをなくすための簡単な方法も示されており、ストレス社会に生きるわれわれには、必要な知識ばかりです。

ぜひ、チェックしてみてください。

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『週40時間の自由をつくる超時間術』DaiGo・著 実務教育出版

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788914727/

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https://bit.ly/2HFucMg

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◆目次◆

第1章 時間にまつわる3つの勘違い
第2章 時間感覚を正す7つのフィックス
第3章 それでも時間がないあなたに贈るストレス対策
第4章 職場の「時間汚染」に打ち勝つ働き方
第5章 自分の時間を取り戻す8週間プログラム

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