【Googleも導入】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822255646
ビル内引っ越しに伴い、特注の机を思い切って処分しようか悩んだのですが、やっぱりこの机を使うと読書がはかどるので、残すことにしました。
道具が変わると、やる気も生産性も上がる。
本日ご紹介する一冊は、インテルで始まり、これまでにグーグル、ジンガ、リンクトインなどが導入して、大きな成果を上げている話題の手法、「OKR(オーケーアール)」を紹介した一冊です。
OKRとは、Objective(目標)、KR(Key Results主な結果)の頭文字を取ったもので、みんなを鼓舞するObjective1つと、進捗・達成度を表すKRを3つ記述するのが特徴です。
実際のところは、本書のなかに記入の見本が出てくるので、こちらをチェックして欲しいのですが、達成の「自信度」を入れるというのが新しいと思いました。
また、目的からフォーカスが決して離れないように工夫されているので、チームのやる気を維持する効果もありそうです。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
———————————————–
OKRでは難しいゴールを設定しないといけないよ。達成できるかできないか半々くらいのものがいい
大量生産のゴミは世界に十分あふれてる。本当に質の良いものを、僕たちが示さないといけないね
ちゃんと言いなさい。それから何度も言いなさい。言うのに疲れた頃になって、人はようやく聞いてくれるものだからね
CEOの仕事は、ゴールを定めることと、言いにくい話をすることだ。本物のCEOになりなさい
母はいつも言っていたわ。<不況のときは、成功したときの行動に戻りがちだ。たとえそれが正しい行動でなかったとしても>って
OKRを忘れるのはたやすい。おもしろいことは毎日起きるからね。だから、毎週月曜日にOKRを確認する。我々は目標に近づいているのか、目標から遠ざかっているのかと問いかける
自信満々なふりをして、目標にフォーカスしろ。もとの習慣に戻らないようにOKRが引き留めてくれると信じろ
◆重要なことなのに実現しない理由
1.ゴールに優先順位を付けていない
2.熱意を持って漏れなくゴールを伝えていない
3.やり遂げるためのプランがない
4.重要事項のための時間を空けていない
5.繰り返さずにやめてしまう
O(目標、Objective)をひとつだけ、その目標を測定するKR(主な結果Key Results)を3つだけ設定することで、小さな脱線がどれだけ発生しても、大きな目標を実現するために必要なフォーカスを維持できる
毎月月曜日のコミットメント・ミーティング、週1回の状況報告メール、金曜日のウィン・セッションでゴールを繰り返し確認することで、従業員全員の頭にゴールが浮かび、あらゆる活動がゴールと結びつくようになる
毎週月曜日のミーティングで確認すること
・今週の優先事項
・今後4週間
・OKR自信度状況
・健康・健全性指標
———————————————–
アマゾンにレビューを書いていた人がいましたが、確かに前半の小説部分は余計かもしれません。
ただ、実際にOKRをどう使うか、イメージする上では役に立ちました。
シンプルな手法ではありますが、使い慣れれば、チームを鼓舞する良いツールとなりそうです。
ぜひチェックしてみてください。
———————————————–
『OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
クリスティーナ・ウォドキー・著 二木夢子・訳 及川卓也・解説
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822255646/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07B2R1ZDL/
<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2pnadZW
———————————————–
◆目次◆
Introduction 幸せになるための科学と実践
Chapter1 「グリット」とは何か?
Chapter2 こうしてグリットの低い世界が作られた
Chapter3 グリットを高めるための下準備
Chapter4 「本物のグリット」とは何か?
Chapter5 良いグリット
Chapter6 悪いグリット
Chapter7 グリットの正しい育て方
Chapter8 情熱
Chapter9 幸福感
Chapter10 目標設定
Chapter11 自制心
Chapter12 リスク・テイキング
Chapter13 謙虚さ
Chapter14 粘り強さ
Chapter15 忍耐
Chapter16 グリットの未来
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。