【基本中の基本です。】
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株価の変化が気になる昨今ですが、変化の激しい時こそ、「価格」ではなく「価値」を見る、そして何より経済の「基本」をしっかりとらえることが大事です。
本日ご紹介する一冊は、そんな経済の「基本のキ」を、金融のプロが教えてくれる基本書。
累計10万部のベストセラーが、図解ハンディ版になって登場です。
著者は、野村證券入社後、野村中東投資銀行社長、野村証券ソウル支店長、野村證券投資調査部長、野村フランス代表取締役社長などを歴任した、山本博幸さんです。
日経新聞の数字を読む際の「3つのコツ」や、基本となる経済指標、覚えておきたい実際の数字などがまとめられており、経済の基本をザックリ押さえるには最適の一冊です。
コンパクトな印象ですが、これ一冊で決算書の見方、経済指標、経済用語がバッチリわかる、入門者にとって非常にありがたい本です。
さっそく、内容をチェックしてみましょう。
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◆数字を読む際の3つのコツ
コツ1.過去の数字はどうだったか
コツ2.年齢・地域などの属性別に見た数字はどうなのか
コツ3.他国の数字はどうなのか
安倍晋三さんが首相になってから景気がよくなったと言われていますが、ドル建てでいえば経済規模が小さくなっている
雇用者総数が5700万人ありながら、正社員が60%程度しかいない
「消費支出」の数字を見ると、2012年5月が4%、17年12月が▲0.1%となっています。つまり、私たちが消費にかけられるお金の総額が4.1%減っているということになります。そして、実に16年3月からほぼマイナスの状態が続いているのです
経済のプロは、たくさんある経済指標の中でも、米国の「非農業部門雇用者増減数」の数字を重視しています
世界の金融市場では、「10年国債」の金利水準がその国の金融を表すとされています。おおよそのインフレ成長率が想像できるからです
世界の金融市場が混乱すると円は値上がりしてしまう
経済成長が著しいときは、原油価格は上昇します。不況になれば下落します
米国のテキサス州の西地区で産出される原油をWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)と呼んでいます。このWTIの値段を基準にして、その他の油価が決まってくるという仕組み
20kg程度の金塊を持つことで、いつの時代でも1億円程度の価値が享受できる
サラリーマンの場合、源泉徴収で納めている所得税は、およそ58兆円の国税収入のうち30%、18兆円を占めています。残りの40兆円のうち、筆頭を占めるのは消費税で、税収総額は17.1兆円程度です(2017年度予算)
2017年に訪日外国人が旅行で消費した額は、一人当たり15万4000円と推計されています。これに訪日者数を掛けると、全体では4兆4000億円
世界経済がどの程度の速度で拡大しているかがわかるのが、この「世界経済見通し」です。2018年は3.9%と予測されています。
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ちょこちょこ最新の話題も交えているので、経済の基本をアップデートするのにも便利な内容です。
日本経済の規模感や、世界の中での位置づけ、最近の経済トレンドなど、広く浅く論じており、入門書としてはとっつきやすいと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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『図解とりあえず日経新聞が読める本』
山本博幸・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
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◆目次◆
PART1 「経済数字の基本のキ」を身につけよう
PART2 日本経済が身近になる読み方のコツ
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