【成田空港で4年連続ベストセラー1位】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776206374
本日ご紹介する一冊は、成田空港で4年連続ベストセラー1位のビジネス英語本(「ビジネス英語」ジャンル)。
2010年11月に発売されて以来売れ続けている本ですが、このタイミングで改めて編集担当が送ってきたので、思わず紹介してしまいました(笑)。
物事にはタイミングがあるものですが、たとえ一度断られても、ベストのタイミングで再び提案できるのがデキる人。
きっとこの編集者はデキる人なんでしょうね。
ちなみに、この『出社してから帰るまでネイティブに伝わるビジネス英語700』は、シリーズ累計30万部突破のベストセラー。
もう終わったはずの仕事なのに、まだまだ売り込む根性、本当にいいですね。
ということで、まんまとハメられて読んだわけですが、ニューヨーク帰りの土井に刺さる刺さる。
逆に、発売時点では興味を持っていなかった可能性がありますね。
というのは、本書で紹介されている英語表現は、いずれもビジネスの現場で必要になる、微妙かつ重要なニュアンスを伝えるものだから。
上手に使えばキマるけれど、間違えたらビジネスマンとしての評価を地に落とす、そんな微妙な英語表現と使い方の注意点を、丁寧に丁寧に書いてくれている本です。
では、どんな表現が紹介されているのか。
さっそくチェックしてみましょう。
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× We need to talk. お前と話がある。
◯ We need to talk about…. ~について話をしなければならないね。
We need to talk.は普通、上司が部下に対して使う、少々深刻な表現です。きちんと話しておかなければならないこと、例えば勤務上の注意、解雇などを告げるために呼び出すときの一般的な言い回しです。そのときはWe need to talk about…のように具体的な話題を入れたり、We need to talk sometime this week.のように、時間を曖昧にすることで、部下が受ける気持ちの負担をやわらかくすることができます。部下が上司に使うことはできませんので、きちんと覚えておきましょう。
× I slept over. 寝ちゃった。
◯ I overslept. 寝坊してしまった。
sleep overは「外泊する」という意味。Would you like to sleep over?は「ここで寝て、朝家に帰ったら?」のように聞こえ、 異性に言うと、誘いの言葉と取られかねません。またsleep overを使うときはat…「…の家で」ときちんと言わないと「彼女の家に泊まった?」と思われてしまいます。
Hi.はHello.のカジュアルな言い方だと思っている人も少なくないようですが、実際にはネイティブにそういった意識はありません。実は、この二つの表現はセットで使われることが多いのです。相手がHello.とあいさつしてきたら、こちらはHi.と答える。逆に、相手がHi.とあいさつしてきたら、こちらはHello.といった具合に、相手と違った答え方をするのがネイティブ流。ネイティブの感覚では、Hello.をHello.で返したり、Hi.をHi.で返すというのは、なんだかとても変なことなのです。
× What do you mean? ということは?
◯ Specifically? 具体的に言うと?
「それはどういう意味ですか?」のつもりでWhat do you mean? と言うと、「それってどういう意味?」「というのは?」という怒りの表現になってしまいます。もう少し具体的に説明をしてほしいときはSpecifically?「具体的に言うと?」、Like what?「例えば?」、Tell me more.「詳しく教えて下さい」のように言うとよいでしょう。もちろん、語尾を上げるのを忘れずに明日、休みをもらってもいいですか? Do you think I could take tomorrow off?
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ちょっとした言葉のニュアンスの違いが致命的な評価につながりかねないビジネスの世界で、本書のようなアドバイスは本当にありがたい。
「ニューヨークでもう10年以上バリバリ働いています」みたいな人を除いては、読んでおいて損のない一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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『出社してから帰るまでネイティブに伝わるビジネス英語700』
デイビッド・セイン・著 アスコム
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776206374/
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DJ2MQ6M/
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◆目次◆
Chapter1 朝の出社
Chapter2 上司と部下のコミュニケーション
Chapter3 仕事を進める
Chapter4 お礼と謝罪
Chapter5 交流する
Chapter6 会議
Chapter7 電話を受ける
Chapter8 電話を掛ける
Chapter9 お客様を迎える
Chapter10 お客様を訪問する
Chapter11 帰る
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