【新人に読ませるとGoodかも】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569767095
社会人になって20年。拙い経験から言えることは、結局仕事で成功するには、人に好かれることが一番大事だということです。
もちろん、相手に媚びろとか、太鼓持ちをしろとかいうわけではありません。
単なるおべっかは見破られますし、ろくに貢献もできない人が長い間、重用されることもあまりありません。
人の役に立つのも、同じぐらい大事なことです。
しかし、実際に目撃するのは、本当に役に立っている人が大事にされなかったり、大して貢献していない人間が役職に就いていたりといった現実。
やはり、人に好かれる技術を知らずして、ビジネスの世界で成功するのは難しいのでは、というのが個人的な感想です。
そこで本日ご紹介したいのが、人気作家・有川真由美さんによる、『なぜか「仕事ができて、好かれる人」の話し方』。
以前読んだ本に、和田裕美さんの『人に好かれる話し方』というベストセラーがあり、大変勉強になった記憶がありますが、本書も負けず劣らずためになる内容です。
※参考:『人に好かれる話し方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479301577/
どんなテクニック・心構えが書かれているのか。
さっそくチェックして行きましょう。
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相手を嫌いだと思ったら負け。「ちょっと苦手だけど、いいところもある」と興味をもって、長所を探ってみて
相手の行動を真似ていると、相手が「なにを大事にしているか」がわかり、信頼関係もできてきます
緊張した場面では、本音で「少々緊張しています」と言うと、フォローも入って和やかムードに
自分を好きでいてくれる人を、悪く思う人はいません。「そういうところ、さすがです」「そういうところ、好きです」と言っているうちに、あなたのことも認めてくれるように
「結論から申し上げます」と冒頭に言うと、相手も心構えができ、次に続く話も頭で整理しながら、集中して聞けます
なにか問題があったとき、言わなきゃいけないときだけ報告していると、報告するたびに、相手も身構えることになります。「うまくいっています」「無事、終わりました」という経過報告をして、相手を安心させてあげることも大事
区切りのいいところで、「ここまで、よろしいですか」と聞く
具体的な数値を示してリアル感を
「ここからは、私の意見です」※事実と意見は切り離して最小限に
言った、言わないでもめないためには、口頭で伝えた後、メモを渡す、メールを送るなど、記録に残しておくこと
注意するためには、「心が通い合っていること」が、前提条件
◆「断り」を、前向きな「条件つき提案」に変える言い方
1.日時の変更 「いまは難しいのですが、来週ならできますので」
2.時間の延長 「5日ほどお時間をいただいてもよろしいですか」
3.部分的な受け入れ 「半分なら、できそうです」
4.代替案の受け入れ 「これはできませんが、ほかの◯◯ならできます」
5.交換条件 「代わりにこれ、お願いできますか?」
6.相手への相談にする 「どの仕事を優先しましょう?」
聞きにくい問いにはクッションのひと言を
※「こんなこと聞くのは図々しいんですけど……」
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社会人として最低限、身に付けたい心構えやコミュニケーションのコツが手際よくまとめられており、新人教育にピッタリの一冊だと思いました。
表紙・文体ともに女性向けですが、上手な報告・連絡・相談の技術、依頼の技術、断り方の技術など、知っておいて損のないノウハウがバッチリ書かれています。
なかでも、「ワンランクアップ」という囲みで紹介された部分は、本当に役に立つと思います。
文庫で680円(税別)と安いので、まとめ買いして部下やスタッフに配ると良い一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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『なぜか「仕事ができて、好かれる人」の話し方』
有川真由美・著 PHP研究所
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◆目次◆
※多すぎるので省略します
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