【全米ベストセラー。科学的に実証された子育てとは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478066337
先日、出版社さんから連絡がありました。
土井の新刊『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』に、韓国からなんと150万円のアドバンス印税のオファーがあったそうです。
6社で競り合ったそうですが、注目していただいて本当にうれしいですね。
この本にも書きましたが、ビジネス書を読む上で大切なのは、「結果」ではなく、結果を生む「原因」に着目すること。
※参考:『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763135864/
BBMでは、これまでに何冊か、天才を育てる方法について書かれた本を紹介してきました。
その理由は、われわれが成功する「原因」を見極めるためです。
何が人を天才にするのか、どうすれば子どもの知性ややる気、チャレンジ精神が育つのか。「教育」は、親はもちろん、自分を成長させたい人もぜひ学ぶべきテーマでしょう。
そこで本日ご紹介したいのが、全米で話題騒然のベストセラー『最高の子育てベスト55』です。
脳科学から心理学、教育学まで最新リサーチを網羅し、科学的に実証された「子育ての正解」を説いています。
ジャーナリストが最新リサーチを手際よくまとめた本なので、若干深みには欠けますが、読んでおいて損はないでしょう。
さっそく、ポイントチェックです。
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親がストレスに対して健全に反応する様子を見ることで、自分も健全な反応をすることを学習する
子どもは、ポジティブなかたちで注目されると、ネガティブな方法で注目を集めたがらなくなります
◆前向きな語りかけのコツは、次の3つです。
(1)子どもの言葉を言い換えて「くり返す」
「ボール! そうよ、◯◯ちゃんはボールで遊んでいるのね」
(2)「前向きなフィードバック」を与える
「上手」「そうよ」をたくさん使い、「ダメ」「やめて」「下手」はなるべく言わない
(3)命令調ではなく「ていねいに頼む」
「~してくれる?」「~できるかな?」
何かをしてくれたら、「まあ、ありがとう!」と感謝
・生活保護を受けている世帯の子どもが聞く単語数は、1時間に「平均600語」
・親が専門職の家庭の子どもは4歳までに「4800万語」の語りかけを受けている
1時間2100語は、休みなくしゃべり続けなければならない分量ではありません。1時間に15分間おしゃべりしている程度の分量です
◆言語力を伸ばす「4つの方法」
(1)うながす(Prompt)たとえば鳥を指さして、「これはなあに?」
(2)評価する(Evaluate)子どもが「とり」と答えたなら、「正解!」
(3)ふくらませる(Expand)言い換えや情報の追加によって、子どもの答えをふくらませる。「これはハトよ」
(4)くり返す(Repeat)「ハトって言ってみて」
会話だけでは、読書から得られるほどの語彙力はつきません
「プロセス」をほめると「挑戦する力」を育める
就寝時刻が早くても遅くても、毎日同じ時間に寝ている子どもは、問題行動が少ないことが、イギリスの研究から明らかになっています
子どもは、本の読み聞かせよりも、本なしでの語り聞かせのほうが、登場人物や筋書きをよく記憶する
お説教をするよりも、新しいスキルを訓練させましょう。望ましい行動の手本を見せるか、ヒントやうながしを与えるのです
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一般的によく知られた話も入っていますが、特に読書に関する部分は勉強になりました。
そして、親としては反省すべき点も…。
なかでも興味深かったのは、言語力を伸ばす「4つの方法」。
同じ読み聞かせをするのでも、これで言語力の伸びに大きく差がつくというのですから、試さない手はないでしょう。
◆言語力を伸ばす「4つの方法」
(1)うながす(Prompt)たとえば鳥を指さして、「これはなあに?」
(2)評価する(Evaluate)子どもが「とり」と答えたなら、「正解!」
(3)ふくらませる(Expand)言い換えや情報の追加によって、子どもの答えをふくらませる。「これはハトよ」
(4)くり返す(Repeat)「ハトって言ってみて」
ぜひ、読んでみてください。
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『最高の子育てベスト55』
トレーシー・カチロー・著 鹿田昌美・訳 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478066337/
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http://bit.ly/2hi2lru
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◆目次◆
はじめに──「本当に大切なこと」のすべてをまとめました
CHAPTER1 愛情──安心感が子どもの「脳」をぐんぐん伸ばす
CHAPTER2 語りかけ──言葉のシャワーが「IQ」を上げる
CHAPTER3 生活習慣──「記憶力」と「集中力」が上がる食べ方、寝方
CHAPTER4 遊び──「思考力」と「想像力」を磨く楽しい方法
CHAPTER5 つながり──親との交流が「心」と「体」を強くする
CHAPTER6 しつけ──叱るより、ルールで「スキル」を身につける
CHAPTER7 動く──動くことで「頭」がよくなり「健康」になる
CHAPTER8 スローダウン──時間を止めて、人生をフルに味わう
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