【100万部突破の感動本に完全版が登場!】
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本日ご紹介する一冊は、100万部を突破した野口嘉則氏の大ベストセラー『鏡の法則』に、解説部分を大幅加筆した「完全版」。
「読んだ人の9割が涙した」のキャッチコピーで有名になった親と子の感動ストーリーに、著者であり、プロコーチである野口氏が、詳しい解説を付けています。
解説部分の内容は、人間関係改善のノウハウで、著者いわく「現代における親子関係や家族関係の問題に対して、明解な提案をすることができたと自負しています」とのこと。
実際、解説編については、前作の2倍以上のボリュームになっており、人間関係のノウハウとして、ストーリーなしでも十分読み応えのある内容に仕上がっています。
なかでも注目したいのは、「ゆるすための8つのステップ」と、その詳しい実践方法。
誰しも、過去に許せなかった体験や、不義理をしてしまった体験、恨みに思っていることなどがあると思いますが、本書はそんな感情から読者を自由にする本です。
さっそく、主に加筆部分から、気になった部分をピックアップしてみましょう。
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「ゆるす」という選択をしたとき、私たちは過去の呪縛から解放され、やすらぎと精神的な自由を手に入れることができます
相手から振り回されたり傷つけられたりしている状況を改善しないままで、相手のことをゆるそうとするのは、無理があります。ゆるす前に、まず相手と自分との間に適切な“境界線”を引き、相手から振り回されたり傷つけられたりしない状況をつくることが大切
誰かに対する怒りの感情を心の底に押し込めると、その怒りのエネルギーが自分に向かうようになり、自責の念や自己嫌悪に悩まされるようになってしまいがちです
何かの選択をするときに、親の期待に応えようとするのをやめ、自
分の気持ちをできるだけ優先して選択する
罪悪感を抱えつつ親の期待を裏切っていく覚悟、罪悪感を味わいながらも親をがっかりさせていく覚悟が必要
たがいの幸福に関心をもち過ぎないこと
◆ゆるすための8つのステップ
1.相手との間に境界線を引く
2.感情を吐き出す
3.行為の動機を探る
4.感謝できることを書き出す
5.感謝の言葉を復唱する
6.謝りたいことを書き出す
7.学んだことを書き出す
8.宣言する
自分が深く傷ついていることを理解し、ゆるせない自分をゆるしてください
感謝の言葉や謝る言葉を伝えるときは、見返りを期待せず、相手に伝えることだけを目的にすることをおすすめします
人生で起きるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起きます。そして、あなたに解決できない問題はけっして起きません。あなたの人生に起きる問題は、あなたに解決する力があり、そしてその解決を通してより幸せな人生を築いていけるから起きるのです
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本書が刊行された後、父を亡くし、母が現在闘病中ということで、個人的にも考えさせられる部分が多い本でした。
本書のメソッドは、「既に亡くなっている相手に対しても有効」とのことですが、できれば親が元気なうちにやっておきたいですね。
スティーブ・ジョブズも亡くなる直前、ビル・ゲイツと和解したという話が書かれていましたが、人生後半になればなるほど、「荷物を下ろす作業」が重要。
また、若い時分にも、前に進む力を得るために、やっておきたい作業だと思います。
「完全版」刊行を機に、ぜひ、読んでみてください。
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『完全版 鏡の法則』野口嘉則・著 サンマーク出版
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◆目次◆
鏡の法則
あなたの人生に幸せをもたらすための 解説とあとがき
感動だけで終わらないために
人生は自分の心を映し出す鏡
困難な問題が教えてくれるメッセージ
ゆるすとはどうすることなのか?
ゆるす前にやるべきこと
親との間に境界線を引けない人たち
子どもをコントロールしようとする親
親と子が自立するために通る関門
どうやって境界線を引けばいいのか
自立のプロセスを妨げる罪悪感
たがいの幸福に関心をもち過ぎないこと
感情を吐き出すこと
子どもへの最大の贈り物
ゆるすための8つのステップ
ゆるせない自分をゆるす
あなたの幸せな人生の実現のために
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