【ホワイトワーカー必読。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413111915
先日、Facebookで、『トヨタで学んだ自分を変えるすごい時短術』の著者、原マサヒコさんが、ホワイトワーカーの生産性の低さを嘆いて、こんなことを書いていました。
※参考:『トヨタで学んだ自分を変えるすごい時短術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761272023/
<いやぁ、ホワイトカラーは無駄が多いんすよ…マジで…。動線とか意識しましょうよ…。>
「動線」。
ちなみにウィキペディアでは、こんなふうに書かれています。
<動線(どうせん)とは、建物の中を人が自然に動く時に通ると思われる経路を線であらわしたもの。建物の間取りを設計する際に気をつけなければならない。設計の際に利用者の行動パターンを予測し、より明快に、また移動距離が長くなりすぎないように平面計画を練る。設計において動線を特に考慮することを動線計画という>
そう、仕事は動線を意識するだけで、一気に効率が上がるのですが、それに取り組んでいるホワイトワーカーはまだまだ少ないのです。
そこでご紹介したいのが、まさかの家事本。
知的家事プロデューサーの本間朝子さんが書いた、『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』です。
本書には、ビジネスパーソンが日頃の仕事で意識すべき「動線」のノウハウが、びっしりと書き込まれています。
もともとは家事のために書かれたものですが、オフィスに応用すれば、きっと仕事効率がアップすること間違いなしです。
どんなノウハウが書かれているのか、さっそく見て行きましょう!
———————————————–
モノは作業を行う「経路」上に配置しましょう。同じ調理器具でも「火を使うフライパンはコンロ下、鍋は最初に水を入れるのでシンク下」と分けて置いたり、ハサミは形式的に文房具ゾーンに置くのではなく、「キッチンやサニタリールームなど、実際に使う場所に置く」…といったように、使うシーンや目的を意識することが大切です。流れよくモノを配置できれば、「わざわざ用意する」「あちこち探す」といった必要以上のエネルギーをかけなくても家事ができる
最も効率よく、かつ“ちゃんと”家事をこなせる「手順」を、その家事を行う度に再現できるようなルールをつくりましょう
そもそも家事が生まれにくい部屋にする
片づけが面倒くさいのは、“わざわざ戻す”必要があるから。通り道に収納ポイントを組み込んでしまえば、自然と散らかさない習慣が身につきます
買い物袋は一旦キッチンに置いて、床置き防止!
→そのままだとキッチンが使えない状態にあえてすることで、「片づけざるをえない」ようにします。強制力を上手に使いましょう
予防片づけで大事なのは、片づけ場所を“散らばらせない”こと
本・雑誌→読む場所の近くに「薄めのトレイ」
「ただいまコーナー」があると、帰宅後散らからない
もらい物に「出口」を用意すると、溜まらない家になる
レシピは「吊るす」と、調理の手が止まらない
次回の料理で使う食材は「準備トレイ」にひとまとめ
「野菜室」はどこに何があるかがひと目でわかるように
「ゴールデンゾーン」には使用頻度の高い食器を
人別でも種類別でもなく「シーン別」でセットをつくる例)朝食食器セット、カトラリーセット、お茶セット
洗濯は、「洗う」「干す」「しまう」の3点を近づけるとムダが省ける
洗剤類は使う順に利き手側から並べて、奥には替えを
「どうすればいいか」がひと目でわかる部屋にする
———————————————–
家庭の知恵はビジネスで使える、ビジネスの知恵は家庭に使える、というのが土井の信条ですが、本書は、家庭の知恵がビジネスで使える、貴重な例だと思います。
日本企業の生産現場は、驚くほどムダがないのに、それを管理する本社のオフィスは、ムダだらけなのが普通です。
本書を読んで、「動線」を意識したレイアウト、作業手順にすれば、それだけではやく仕事が終わるかもしれませんね。
ビジュアルが豊富なので、短い時間であっという間にノウハウが吸収できます。ぜひ読んでみてください。
———————————————–
『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』
本間朝子・著 青春出版社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413111915/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01MQNN1GF/
<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2gaw41y
———————————————–
◆目次◆
PART1 写真でわかる!手間を減らせる「部屋づくり」
PART2 どんな部屋でも効率のいい空間に変えられる「考え方」
PART3 書き込むだけで「頭」と「部屋」が整理されるworkbook
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。