【10歳が書いた自己啓発書?】
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人間、40歳を過ぎたら、学習態度を根本から改める必要があると思っています。
若い頃は、上の世代を見ていれば良かったけれど、上ばかり見ていたら、どんどん諸先輩方が亡くなるので、学べる対象が少なくなってしまう。
だから、40歳を過ぎたら、若い世代に学ぶといい。
学ぶべきは「経験」ではありません。若い世代ならではの「視点」です。
日本は年功序列社会なので、いまでも若い方が本を書いたり、講演をしたりすると、ささやかな抵抗や批判にあいます。
でも、これからの時代は、そうではいけない。
先日ご紹介した『<インターネット>の次に来るもの』にもありましたが、ソフトウェアがどんどんアップデートされていく世界では、<誰もが初心者になってしまう>。
だからこそ、その都度、新しいツールに精通した若い世代に教えを請う謙虚さが必要なのです。
前置きが長くなりましたが、本日ご紹介する一冊は、何とネットで話題の10歳(執筆時点)の男の子が書いた、注目の自己啓発書。
著者の中島芭旺(なかしまばお)さんは、いじめにあったことをきっかけに、小学校に通わずに学びたい人から学ぶことを実践している方らしく、本書には、その学びの成果と、著者の思想が書かれています。
さっそく、気になった言葉をチェックしてみましょう。
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僕の最大の長所は、1人では何も出来ないこと。
それを知っていること。助けてっていえること。
勇気を出した人に世界は優しいし、勇気を出した人の世界は広がる。
正解のない世界で生きていく僕達は、好きなことをやる勇気が必要だ。
おなじばしょでも
ちがうほうこうをみれば
またちがうけしきがみえる。
世の中は誰かの思い込みによってつくられている。
ということはだれでもつくれるということ。
大切なものは
身近にあるのだということ。
そして目には見えないということ。
僕は、僕にしか出来ない事をやる為に生まれてきた。
自分の声を大切にしたら嫌な事は全部無くなった。
自分で守れるんだ。
自分で自分を守るんだ。
自分の声に耳を傾ければ自分は守れる。
自分を大切にしよう。話はそれからだ。
動物や植物の命を頂きながら人間は生きている。
嫌いだけど食べるなんてひどい。
嫌いなら食べなくていい。
好き嫌いを無くそうなんて、ひどい話。
命を頂くのだ。感謝して頂くだけだ。
無いを体験すると、普通だと思ってたことがありがたくなる。
大切な人は生きていて笑っていてくれれば良い。やっとわかった。
僕は10歳。これからいくらでも失敗ができる。
僕の居場所は僕。
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たくさん良い言葉が並んでいますが、正直、10歳に期待する「新鮮さ」や「驚き」は見当たらなかった気がします。
とはいえ、10歳がデビュー作でここまで書けるというのは、驚き以外の何物でもありません。
ぜひ書き続けていただき、世界をひっくり返すような言葉を綴って行って欲しいなあ、と思います。
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『見てる、知ってる、考えてる』中島芭旺・著 サンマーク出版
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◆目次◆
※特にないので省略します
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