【これでバッチリ。】
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先日、メンターから聞いた話をうっかりメモし損ねて、完璧に忘れていた、ということがありました。
人間は、自分の記憶を過信するゆえにミスをする。
そのことを指摘したのが、本日ご紹介する一冊。記憶術や学習術の専門家で、オールアバウトの「記憶術」ガイドも務める宇都出雅巳さんの、『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』です。
本書では、人間が仕事で犯すミスを4つに分類し、それぞれを解説しています。
◆仕事のミスの4分類
(1)メモリーミス(忘れた!)
(2)アテンションミス(見落とした!)
(3)コミュニケーションミス(伝わっていない!聞いていない!)
(4)ジャッジメントミス(判断を間違えた!)
なぜ人間がミスをするのか、ミスを防ぐにはどんな対処法があるのか、覚えておいて損はないと思います。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
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◆仕事のミスの4分類
(1)メモリーミス(忘れた!)
(2)アテンションミス(見落とした!)
(3)コミュニケーションミス(伝わっていない!聞いていない!)
(4)ジャッジメントミス(判断を間違えた!)
ワーキングメモリの容量は思いのほか小さい
ワーキングメモリが貯蔵できる事象は、せいぜい7つ前後(7+ー2)と言われています
徐々に忘れるなら「やばい、そろそろ忘れそうだからメモしておこう(または先に片づけておこう)」と対策が打てますが、突如、忘れてしまうので扱いが面倒なのです
経験・知識を増やしてワーキングメモリを使わない工夫を
アメリカ人の心理学者が、多種多様なカクテルの注文をバーテンダーがどうやって記憶しているのかについて調べたことがあります。
その結果、バーテンダーは注文が入るとあらかじめ決められたグラスを目の前に並べることで、注文を「メモ」していたそうです
ワーキングメモリの負担を楽にして処理しやすくするには、単純に、「言葉を短くすること」が有効
「あの書類はどこに行った?」を防ぐ方法
1.モノを減らす
2.置く場所を決める
TO DOリストもアテンションミスを防ぐために有効
「すぐやる」がワーキングメモリを解放する
◆ゾーンに入る6つの方法
(1)ルーチンを決める (2)集中しやすい環境を整える
(3)やる意義を明確にする (4)やることを明確にする
(5)タスクの難易度を調整する (6)似たタスクをまとめる
「真実性の錯覚」とは、馴染み深いもの、見やすいもの、わかりやすいものを真実だと信じやすいという脳が勝手に犯す錯覚
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ビジネス書を熱心に読んでいる読者にとっては、仕事術の本のダイジェスト版といった印象ですが、学校で学ぶことではないので、若いビジネスパーソンにとっては、新しい知見が多いと思います。
特に入社して3年は、仕事が正確かどうかで信用が得られますから、本書のエッセンスは、しっかりマスターしておいた方が良いでしょう。
ぜひチェックしていただきたい一冊です。
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『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』
宇都出雅巳・著 クロスメディア・パブリッシング
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◆目次◆
1章 メモリーミス
2章 アテンションミス
3章 コミュニケーションミス
4章 ジャッジメントミス
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