【痛快。】
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実業家が書いた、切れ味鋭いノウハウ書もいいですが、人間や社会の真実をえぐった名言いっぱいのマンガも良い。
では、この2つが一つになったらどうでしょうか?
本日ご紹介する一冊は、大人気マンガ『闇金ウシジマくん』の愛読者だというホリエモンこと堀江貴文氏が、同漫画の名言を引用しながら、ビジネスや人生の教訓をまとめた一冊。
ライブドアショック、昔付き合った女性の死など、著者にとっては辛い人生経験を披露しながら、読者にビジネスやお金、人生の真実を、歯に衣着せずに語っています。
義務教育によって生まれた価値観や、その延長で生きているサラリーマン、「手っ取り早く」儲けようとして、逆に搾取される情報弱者などにダメ出しし、本当に賢明な生き方とは何か、著者なりの視点が示されています。
日本が従来美徳とした価値観にも積極的に挑んでおり、なかなか面白い問題提起だと思います。
さっそく、ポイントを見て行きましょう。
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『中年会社員くん』編のなかのセリフに、次のようなものがある。「何者かになるために会社に入ったのに何者になりたいか分かっていなかった…」サラリーマンの陥りやすい思考を、端的に言い表したものだ
人は、自分の人生を懸命に生きていくために、他人のことなんて構っていられないメカニズムが備わっている
プライドなんて、邪魔なだけだ。大事な決断をするときに、身動きしにくくなる障害となる。プライドを低くすれば、動きやすいし、スピーディに質の良い判断ができる。何より、プライドの低い人は、愛される
私の知る限り、成功している自営業の社長は、ある意味、バカばかりだ。けなしているわけではない。バカだから平気でリスクを取れる。バカだから失敗が怖くない。失敗しても、ダメージを受けない
ウシジマも、こう言っている。
「お前は自分の全人生を賭けて勝負したんだろ? すげーじゃねぇか。なんにもしてねぇー奴よりよっぽどマシだ。」
真面目であることが正しいと教えこまれてきた人は、たとえ詐欺だとしても、引き受けた借金は絶対に返さなくちゃいけないと思いこんでしまう
決して裏切らないという保証は、どこにも誰にもない。裏切るという可能性も含みつつ、役に立つかどうかを優先的に考え、仲間をつくれば失敗は少ないだろう
どれだけのスキームの優れたビジネスでも、グリップできる人材がいなかったら、組織全体が破綻してしまう
「目的地を決めるのは道路標識じゃねえ。ハンドルを握ってる運転手だ。」
(ウシジマの言葉)
いつまでも仲間と一緒にいられるという考え方は、幻想にすぎない。人生で頼れるのはカネでも、仲間との絆でもない。では、何を頼りにして、生きていけばいいのか? 答えは簡単だ。信用。それに尽きる
ウシジマは『中年会社員くん』編のなかで、こんなセリフも言っている。「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ。」
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『闇金ウシジマくん』は読んだことがありませんでしたが、登場する名言の数々が腑に落ちたので、今度時間を作って読んでみようと思います。
※参考:『闇金ウシジマくん』
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転ばぬ先の杖として、ぜひ、チェックしてみてください。
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『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』堀江貴文・著 小学館
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◆目次◆
第1章 仕事とカネの本質を理解する
第2章 人生を奪られる「思い込み」の構造
第3章 人の心を支配するグリップ力の正体
第4章 目的地を決めるのは自分自身
第5章 カネや仲間に振り回されずに生きる
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