【良書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062201763
何かの分野で成功しようと思ったら、努力を始める前に、どうしたら早く目的地にたどり着けるか、ロードマップを作った方がいい。
そのための手段がメンターであり、読書なのです。
本日ご紹介する一冊は、まさにその成功へのロードマップを示してくれる一冊。
原題は、“SMARTCUTS”。どうすれば賢く成功への道を歩めるかをまとめた、話題の書です。
著者は、ニューヨークを拠点に活躍するジャーナリスト。歴史上の偉人たちや今をときめくベンチャー起業家、アーティストたちがどうやって短期間で成功を収めたのか、その秘密に迫っています。
小さな成功を収めて階段を切り替える、無駄な下積みを回避する、達人の指導を受ける、観察をする、道具を最初に学ぶ、スーパーコネクターにつながるなど、さまざまな視点が示されており、学びになります。
ある調査によれば、<良きメンターを得た起業家は、そうでない起業家に比べて7倍もの資金を集め、3.5倍も早く会社を成長させている>というから、驚きですね。
どんなことが書かれているのか、さっそくエッセンスを見てみましょう。
———————————————–
小さな成功を達成すると、次の小さな成功を呼び込む方向に動き出す
階段を切り替えることで、いわゆる下積み生活を迂回し、「もっと大きくもっと良く」のサイクルを加速した
大統領の座をつかんだ者たちは、一般人とは別の戦いを繰り広げていたことになる。まったく違う分野でリーダーシップを磨き、シナトラの法則による信用を足がかりに政界への階段に見事に切り替えている
達人との出会いで成功は加速する
ある調査によれば、良きメンターを得た起業家は、そうでない起業家に比べて7倍もの資金を集め、3.5倍も早く会社を成長させている
非公式のメンター制のほうが公式のメンター制よりもキャリアの結果に大きく重大な効果があった
一流の観察者は学びが速い
失敗に寛容な社会ほど、スマートな連中は奇想天外なアイデアにチャレンジする
ビジネスの世界では、失敗によってスキルが高まったり賢くなったりはしない。だが、成功はさらなる成功の呼び水となる
1つの分野を極めた達人ほど、ポジティブなフィードバックよりもネガティブなフィードバックを好むことがわかった
実は、計算機に関する学術研究の圧倒的多数は、電卓のような計算ツールを活用することで概念的な理解力が高まると結論づけているのだ。つまり、道具を最初に学んだほうが、その科目を早くマスターできるのである
修士以上の優秀な教師が、暗記ではなく、道具と問題解決術を手ほどきする。このようにしてフィンランドは、高度な教育のプラットフォームを築き上げた。だから子どもたちは、いきなり階段の高い位置から上り始められる。これが世界ナンバーワンの秘密だった
目の前に1000人の群衆がいて、その1人ひとりと友達になるよりも、1000人の友達を持つ人間1人と友達になったほうが話は早い
勢いがあるように認識されるだけで、実際に勢いがあるのとほぼ同じ効果を持つものなのだ
10%改善するよりも、10倍いいものを作るほうが簡単
———————————————–
目的地にたどり着けるかどうかは、漕ぎだす前に決まっている。
本書は、漕ぎだす前に何を学べばいいか、どんな環境を手に入れればいいか、具体的に教えてくれる、ヒント満載の本です。
ぜひ読んでみてください。
———————————————–
『時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人』
シェーン・スノウ・著 斎藤栄一郎・訳 講談社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062201763/
<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2brnrvH
———————————————–
◆目次◆
はじめに なぜ、人より早く結果を出せるのか?
パートI 近道を探す
第1章 「成功の階段」をハックする
第2章 メンターの理想と現実
第3章 フィードバックで最適化せよ
パートII 少ない労力で大きく動かせ
第4章 プラットフォームの優位性
第5章 波を見つけて波に乗れ
第6章 スーパーコネクターの作法
パートIII 勢いに乗って舞い上がれ
第7章 成功の連鎖をつくる
第8章 シンプルを極める
第9章 10倍思考を実行する
おわりに 実話に学ぶ9の鉄則
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。