【心を強くするには】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046014199
最近、ビジネスパーソンのためのコンディション作りやマインドフルネスが流行っていますね。
書き手はヨガ講師や心理カウンセラー、トレーナーなどさまざまですが、メンタルタフネスを学ぶなら、極限状態で戦っている人に聞くのが一番です。
本日ご紹介する一冊は、米国国防総省(ペンタゴン)キャリアで、現役空軍少佐でもある著者が、ペンタゴン式の心のトレーニング法を紹介した一冊。
ついネガティブな思考に囚われがちなわれわれの心のキャパシティを増やす方法を、ペンタゴンの訓練・教訓をもとに、解説しています。
見出しとなっている格言がじつに味わい深く、ペンタゴンのトレーニング内容と併せ、楽しむことができました。
【格言の例】
自分以外に、自身に劣等感を与えることができる人はいない
(エレノア・ルーズベルト)
怒りにマインドが支配されると、真実が消える
(ペンタゴン格言)
一時的な問題のために、永続的な解決を選んではいけない
(ラリー・パウエル)
本文から、気になったポイントをさっそくご紹介しましょう。
———————————————–
人は常に、何かに挑戦し続けることによってのみ強くなれるものです。一切の挑戦をやめてしまった心の下では、真の幸せを得ることも、成功を手にすることも難しくなります。そして挑戦を失った心は、間違いなくもろく折れやすくなると言えます
「しなければならない」があなたの心を蝕む
◆人を支配する典型的な6つの恐れ
1.人と違うことへの恐れ
2.何かを失うこと、変えることへの恐れ
3.失敗することへの恐れ
4.拒絶されることへの恐れ
5.将来への恐れ
6.自分の能力(資質)に関する恐れ
ストレストリガーを明確化する
心のキャパシティを広げるためには、ネガティブな「思い込み」をしないことです
他人から与えられた限界を、自分の限界にしない
そもそも人生そのものが幸せになるための「戦略」であるべき
人生がその場しのぎになればなるほど、心は消耗しやすくなります
真実というものは複数存在する
◆視点を変える4つの方法
1.主体を変える
2.視点を「問題解決」以外のゴールに移す
3.解決後のことにフォーカスする
4.意識レベルを上げる
勝手に「運命だ」と思わない
ペンタゴンではミッション遂行という観点から、人間関係の「癒着化」を最も危険視します
正しく記憶と付き合う
気持ちが「楽」になることを選択する
———————————————–
ちなみに、ペンタゴンでは「体が健康でなければ心は健康にならない」という信念があるらしく、軍に所属する方の場合、ウエストサイズが42インチ(約106センチ)を超えると除隊の対象になるそうです。
健康になるために、週3回、就業中にトレーニングすることも認められているそうで、これなら企業でも採用できそうですね。
情報過多、ストレスフルなビジネス環境で成果を出すには、メンタルを整えることが必要不可欠。
ぜひ読んで参考になさってください。
———————————————–
『ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方』カイゾン・コーテ・著 KADOKAWA
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046014199
————————————————-
◆目次◆
第1章 「折れない心」を定義する
強い心のメカニズムを知りつくす
第2章 「折れない心」を整えるペンタゴンの常識
心のキャパシティを増やす
第3章 実践現場で自分を強くする
逆境や困難を受け入れる
第4章 想定外を乗り越えよ!
目の前にある困難、逆境に対処する
第5章 「起こってしまった現実」に対処する
心の回復力を身につける
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。